丁子屋 十四代目ブログ

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カテゴリー:丁子屋と歴史

クラウドファンディング目標達成のお礼!

丁子屋と歴史

来年行われる茅葺修復の費用1,400万のうち1,000万円をご支援いただいたクラウドファンディング

目標金額の1,000万円に到達いたしました。

 

 

この場を借りて、ご報告を御礼申し上げます。ほんとうにありがとうございます!
宿場関係の皆様や、お客様、地元の皆様などたくさんの方にご協力いただきました。いくつものミラクルがりました。本当にありがとうございます!

 

丁子屋の421年目の歴史は、皆様の温かなご支援と応援により、新たな歴史をいただきました。

今後も家族や社員のため、お客様のため、地域のため、そして東海道のために精進してまいります。引き続き応援よろしくお願いいたします!

 

今日は改めて、今回のチャレンジのそもそもの思いをお伝えしたいと思います。

Ready forさんのサイトにも掲載しているものですが、改めてお伝えします。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「どうしても残したい浮世絵の風景」

自分たちは今も昔も「とろろ屋」なのです。

この浮世絵は先代(12代目のじーちゃん)が集めてくれたものです。

約200年前(1833年)に描かれた丸子の風景です。

でも丁子屋の創業は1596年。

ここからさらに237年前にさかのぼります。

 

たぶんその頃も丸子周辺では自然薯が採れていたし、

それをとろろ汁として食べる習慣があったんでしょうね。

そこから400年。

 

 

 

この絵に描かれているのは

とろろ汁をすするお客さん(弥二さん・喜多さんといわれています)

とろろ汁を提供するお母さん(今でいうと自分も含めスタッフさん)

自然薯を丁子屋に売って帰宅途中の自然薯農家さん
(現在20軒の農家さんから自然薯をいただいてます)

なぜこの人が自然薯農家さんなの?って説明はこちらで詳しくしてます。

そして
お母さんの背中には赤ちゃんの姿
しっかりと次の時代が描かれています。

そしてじーちゃんが50年前、移り行く世の中で「丁子屋には歴史がある」と、

この風景を残すために茅葺を移築してくれました。

 

 

 

さらにさかのぼって江戸時代
浮世絵はまだ見ることのない風景や名物に思いをはせ、

「行ってみたいな~」という庶民のあこがれ。

 

では現代はどうか?

 

東海道という名前は鉄道の路線名として一般的になってますが、

本当は人と人が行き来し、そこで暮らしていた場所の名前だし、

今でもちゃんとそこに残っています。

ただ、少しだけ普段の生活とは離れてしまっただけ。

 

広重さんの浮世絵1枚あったおかげで、
丸子(丁子屋)には昔からの風景が今も残り、

旅人やそこで暮らす方たちとともにあり続けています。

で、この絵を細かく見ると上のような今と変わらない風景、

人と人の繋がりがあります。

 

これから先もこれでいいかなと思っています。

 

とろろ汁をひろげるぞ~!って海外へ行かなくても、

東海道があり、江戸時代からの伝統的な製法で作られた鰹節や安倍川餅や

いろんな名物があり、浮世絵にも描かれた風景がまだ残っている。

そして、宿場や沿線、東海道から外れた山や海や
それぞれの地域ごとに「今」をめっちゃ楽しみながら生きている人たちがいます。

そこに暮らす人と、そこを訪れる人。

それぞれがつながり楽しめる空間がこの浮世絵には描かれているし、

いまの宿場にも残っています。

今日は「どうしても残したい浮世絵の風景」のお話しを

お伝えさせていただきました。

だからこその今回のプロジェクトであるということを

知っていただければありがたいです!

クラウドファンディングがきっかけで宿場がつながる!

丁子屋と歴史

まずはクラウドファンディングのご報告から。

10月6日までの期限で来年行う茅葺修復費用約1,300万円のうち1,000万円をご支援を募っています。
残り40日を切っ太ところで、現在39%の390万円。

100名以上の皆様からのご支援をいただいています。

 

「Readyfor 丁子屋」
https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

 

目的は広重さんの浮世絵に描かれた風景を残すため。
そして宿場をつなぎ、東海道を復活するため。

 

宿場をつなげるという点で、他の宿場の方からも応援をいただいています!

 

今回応援に駆けつけてくれたのは三重県関宿「深川屋」服部さんのご紹介で三重からおこしの三重県津商業高校のみなさん。

 

自分たちがデザインした深川屋さんとのコラボ商品を丁子屋で販売し、その売上金を全額寄付したいとのこと。
ものすごくありがたいです!

 

   

丁子屋前で忍者マークがたなびきます。
なぜ忍者かというと実はこの深川屋の「はっとりさん」。「忍者ハットリくん」のモデルになった人物のご子孫にあたるんだそうです。

関宿の周りにも甲賀・伊賀など忍者の里が点在します。

 

270年前から伝わる伝統のお菓子「関の戸」。
地元に残る伝統を高校生が自分たち流に楽しみながら、地域の活性化のために活動するってとても素敵ですよね。

 

 

持参した60個を完売しあたとのとろろはどうだったかな?

 

引率してくれた先生方
ご紹介し、宿場をつないでくれた関宿の服部さん。
ありがとうございます!

 

こうした活動を重ねていくことで宿場は必ずつながり、東海道は現代に完全復活すると思います!

 

そうしたことを再確認させてくれる今回の茅葺修復のためのクラウドファンディングであり、
高校生たちの温かな気持ちでした!

 

ありがとうございました!
引き続き10月6日まで挑戦は続きます。

応援よろしくお願いします!

 

 

12代目の一周忌、その日に。

丁子屋と歴史

7月25日去年他界した先代、12代目柴山信夫の一周忌を執り行いました。
くしくもちょうどその同じ日に、静岡新聞さんに来年行う茅葺修復の記事を取り上げていただきました。

 

 

13代目と顔を見合わせ、なんだろね~このタイミングは。

と驚きました。

 

1970年、
次代の流れとは逆行して建てた茅葺。

 

約50年経ったいまは。

そのおかげで今の丁子屋があると感じてます。

 

静岡新聞に取り上げていただきました。

 

今回の茅葺修復も、多くの方からの支援をいただき進めていこうと考えてます。

 

支援いただくことで、応援コメントいただくことで、そして広く知っていただくことでみんなの風景にしていただければいいなと考えてます。

 

建物の所有は丁子屋かもしれませんが、それは広重さんに描いてもらい、今も旅する多くの皆さんの東海道の風景の1つとして楽しんでいただいてます。

 

だからこそ、自分たちだけではなくみんなの風景なんだと思います。

 

その形が今チャレンジさせてもらってるクラウドファンディングという形にぴったりなんだと思ってます。

 

 

 

さらに!

 

今週金曜7:25〜

SBSラジオ情報三枚おろしのコーナーでも、想いを伝えさせていただきます。よろしくお願いします!

 

 

来年の修復作業の様子は、一般の方にも見ていただくための作業見学場も設置する予定です。

 

そして支援を募るクラウドファンディングはこちらから

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

 

 

 

さらに茅葺職人と大工棟梁の話を聞くイベント。

「だから茅葺は残したい!」

ご案内はこちら

https://m.facebook.com/events/458230731209017/?ti=icl

 

 

10月6日までに、1,000万円というまだまだ先の長い挑戦ではありますが、将来振り返ったときに、

 

「みんなの協力をいただいて、この茅葺はできたんだよ」って、そうやって今の時代のみんなから、次の時代のみんなに渡したいです。

 

 

 

引き続き皆様のご支援、が協力をお待ちしております。

 

 

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