丁子屋 十四代目ブログ

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カテゴリー:丁子屋と歴史

クラウドファンディングに挑戦します。

丁子屋と歴史

先日もお伝えした茅葺の現状。

来年の修復まで持つかどうか心配なのですが。

 

実は7月18日(火)よりクラウドファンディング「READY FOR」を活用させていただき、1,000万円の茅葺修繕費用の募集を呼びかけます。

 

このかやぶき、今から約50年前(1970年)に移築してきました。
その後すぐ、内部の竹が傷みだしたためすぐに総葺き替え。

写真は移築時(1970)の様子

その時はこんな感じだったんじゃないかな?↓(丁子屋HPより)

ご挨拶

 

 

それからは部分的に修復はしましたが、すべて葺き替えるのは約40年ぶり。

先日のブログでもお伝えしましたが、裏側はかなり厳しい現状となっております。
https://www.chojiya.info/blog/post-592

 

ではなぜ今回クラウドファンディングしようと思ったのか。
一見すると、丁子屋さんくらいのとこがって思われるかもしれません。確かにそれもありがたい一つのご意見です。

 

 

めちゃくちゃ長くなりますが、もしよろしければお付き合いください。

 

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なぜクラウドファンディングという手段を選んだかというと

今、僕が個人的なご縁をいただいてる皆様の多くは地域に根差したご商売をされている皆様であり、それぞれがご商売以外にも多くの活動をされてる皆様です。

マルシェでつながった嶋田宿・岡部宿・丸子宿

 

 

そのご縁の中において、多くの方が「宿場」や「東海道」といった切り口でつながってくることに気づきました。

 

自分のやろうとしていることは、見方によっては東海道でつながる皆さんの「自分ゴト」につながってくるのではないか?

 

そんなことから、思いの共有を形にできるクラウドファンディングという仕組みを活用させていただ晃ということになりました。

 

というか、

茅葺の修復はチャレンジのゴールではなくスタート。

宿場がつながり、東海道がより元気になることがこのチャレンジのゴールだと思っています。

 

 

東海道五十七次ウルトラマラニック 丸子宿スタート風景

 

 

来る2020年にはオリンピックがやってきます

世界中から4000万人の外国の皆さんが東京にいらっしゃいます。たぶんそのうちの半分以上は京都を目指すものと思われます。

その時、新幹線ではなく、かつて江戸時代にそうだったように、東海道にしかない景色や、名物や歴史を楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。参勤交代やお伊勢参りなどで、大勢の旅人が宿場を行きかった、まさにあのころの風景に似てるんじゃないかと思います。

 

そしてオリンピックの時には、東海道全体で、それぞれの表現で、日本人も外国人も楽しみながらおもてなしできればいいなと思います。

 

今回のプロジェクトはそんな僕の夢の始まりでもあります。

 

東海道シンポジウム2016丸子宿大会 丁子屋「広重の間」にて東西の宿場の皆様と「東海道エール」で乾杯!

 

 

そして今は僕一人の妄想ですが。

 

このチャレンジの応援をお願いした宿場の方々からは「俺も一緒に頑張るよ!」とか、「なんでもするから声かけてな!」という、とてもうれしいお返事をいただいています。

 

だからこそ、この茅葺を修復することは、必ず東海道の未来につながっていくことと信じています。

421年目を迎える丁子屋にとって、今回の茅葺修復はただ単に、店舗シンボルの修復ではなく、そんな思いを持った活動のひとつだとご理解いただき、もしも共感いただけるようでしたら、お気持ちをご支援いただければ幸いです。

 

18日より80日間サイトアップいたします。応援よろしくお願いいたします。

(7月18日~10月6日)

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

  東海道丸子宿 丁子屋14代目 柴山広行

 

広重さんがつなぐ東海道 ふたたび!

丁子屋と歴史

今年220歳になられた歌川広重さん。

それを記念して行っている「BORN TO BE 絵師 HIROSHIGE」

 

広重さんの浮世絵がきっかけで丁子屋に来ていただける方もいます。
ということは、描かれた53の宿場各地ではそういったことが起こっていて。

 

それは今に始まった話ではなく江戸時代からそう!
今も昔も広重さんをはじめ多くの文化人が残してくれた作品に、宿場は生かされているんだな~と気づきます。

 

その恩返し的な意味もある今回の企画展。
せっかくなので再び、広重さんに登場いただき現在個人的なつながりのある宿場のお店に広重さんを飾ってもらいました。

 

まだまだこのつながりはこれからも続いていきます。

皆さんご協力ありがとうございます!

 

関宿「深川屋」さん

服部半蔵のご子孫?!僕と同じ14代目のお店です。

 

 

嶋田宿「海産物処ふじ田」さん

嶋田をおもしろく!シマアツなどいろんな活動も精力的に行っている自分の先輩です。

 

日坂宿「山英」さん

AOI BREWINGさんとのコラボビール「東海道エール」はなんとこちらのお茶を使ってます。

 

箱根宿「甘酒茶屋」さん

丁子屋と同じく街道の名物茶屋。東海同最古のカフェになるのかな?

丁子屋ショップサイト

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