宿場なう
先日行った茅葺修復お披露目会。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!遠くははるばる京都、大阪、東京と東海道の人の繋がりの広がりと、確実に上がってきてる熱量を感じました!
最後まで残ってくれた皆さんと、丁子屋スタッフ。一生に一度の機会となりました。
趣旨としては茅葺のお披露目でしたが、東海道の人の繋がりを強めたいという思いがありました。
自分だけが知ってるよりも、より多くの宿場の方や、東海道を楽しんでる皆さんが同じ時間を共有できる瞬間にしよう!
自分の独断と偏見のみでお声かけできる機会なんか、茅葺修復披露のこの瞬間しかないなと思ったからです。
今自分の知ってる範囲内で、世代も地域も超えて、東海道を楽しんでる皆さんに集まっていただけたかと思います。
でもまだまだ自分の知らない多くの方がいるはずです。そんな皆様と今後、多分間違いなくお会いできると思うのでとてもワクワクしてます。
13代目挨拶。
静岡新聞さんが収めてくれた茅葺修復など様子をみんなで振り返りました。
浮世絵伝道師:牧野健太郎さんによる目から鱗の浮世絵おもしろ話!
(世界一と言われるボストン美術館のすべての浮世絵のデータ化をされ、そのデータを拡大してみることで、聞いてるみんなを浮世絵の世界に誘ってくれました。)
静岡アサヒテレビさん、SBSテレビさんによる取材。これだけ囲まれての取材は人生初でした(^^;
天神屋さんやガイアフローさん(静岡にできたウイスキー蒸留所)にも出店していただきました。
※お写真撮れずすみません。
左:歴史散策で有名なひげの梶さんこと梶本晃司さん
右:箱根甘酒茶屋、13代目山本ご夫妻
愛知県よりあつた宮宿会のお二人。
宮宿かるたや日頃の活動のPR!
老舗和菓子屋若旦那が集まった 本和菓衆(ほんわかしゅう)
関宿:深川屋、服部さん
宮宿:きよめ餅本舗、新谷さん
京都:井筒八ッ橋本舗、津田さん
するが企画観光局:杉本さん
おんぱくで有名なSACLABO大場さん
まだまだご紹介しきれなませんが、とにかく感じたのは東海道はアツイ!
商売やりながら、地元の自治会の活動もしながら、地域おこしもしながら。
これこそ「宿場なう」
実は来年の2月。
静岡で全国街道交流会議というイベントがあります。
そこからラグビーワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック。
今の宿場に残る建物や歴史、文化。
形として残ってるものは多くはないけど、それでもそこに暮らすみんなの思いはとても熱い!
それに宿場って面白い!
これからの東海道に期待してください。
茅が器に生まれ変わった
1月まで屋根の上にあった茅が器になりました。
それぞれに表情の違いを見せる器。
焼いた時の気温・湿度など様々な条件が重なったこの違いを見せます。
左:㈱渡邊商店、渡邊社長 中:丁子屋、柴山 右:陶芸家、前田直紀さん
去年行った茅葺職人さんとのトークイベントの際、初めて会った渡邊さんから茅葺を燃やした灰で釉薬ができることを教えてもらいました。
そして、こぼした(屋根から茅を降ろすこと)茅を器に生まれ変わらせるこのプロジェクトが始まりました。
とろろ汁のための茶碗なので、丁子屋スタッフに大きさや色合いなど好みを聞いてくれました。
出来上がった器には1~200までの限定ナンバー入り。
これは14代目夫婦自ら入れさせてもらいました。なので、若干の読みにくさはご愛敬(^-^;
燃やした茅はほんの少しの灰になりました。
2トン車満載の茅は最終的に40Lのバケツ一杯分の灰になりました。
合計5パターンの微妙な調合で、40回以上の試行錯誤を重ねてくれました。
<ざっとですが、前田さんが今回行ってくれた工程>
灰に水を張って攪拌を数日
うわ水を切る、また水を張る
ゴミを取りながら程よくアクが抜けたところで布で濾して絞る。
素焼き鉢にとって乾かす
乾いたら篩にかける
磁石で鉄分を少し取り除く
出来上がった灰と長石など原料を混ぜ合わせる
水を張って溶かす
篩に掛けだまを取る
ミルにかけ粒子を揃える
これで釉薬の完成。
さらにそこから渡邊商店さんのガス釜での焼きに入ります。
焼くという工程でもその時の温度・湿度・窯の火の温度(内部が見えない釜なので温度調整が難しいとおしゃっていました)様々な条件により、釉薬の焼き上がり具合が変わってくるとのこと。
モノづくりの大変さ(面白さ)を感じた今回の器つくりでした。
前田さん・渡邊さん
ありがとうございました!
この貴重な茶碗は限定に200個。
そのうち半分は昨年ご支援いただいたクラウドファンディングの支援者の皆様への返礼品です。
残り100個は一般の皆まさにお譲りいたします。
大切な方への贈り物など。10年後も20年後も、どうか大切にしていただければと思います。
\10,800(送料・税込み)
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