丁子屋 十四代目ブログ

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カテゴリー:東海道のこと

同じ道沿いのつながり

東海道のこと
「宿場として成立してから400年。
 
後にも先にもないこの瞬間を20年前から目指して取り組んできました。
 
始めたばかりの頃は
『何を言ってるんだ』とか、
『そんなことやってどうなる?』と、
 
すぐには理解されないことも多々ありましたが、こうしてこの瞬間を迎えられてとても幸せです」
 
NPO東海道宿駅会議の2023年シンポジウム、交流会での川崎宿の方が発した乾杯挨拶でした。
 
 
実現した喜びと、もしかしたら終わってしまう寂しさもあったのかも知れません。涙ながらに思いを噛み締めての挨拶でした。
 
 
 
東海道をつなげるこのNPOを立ち上げ、これまで理事長として引っ張ってこられた松山顧問は
 
「ほとんどの方には出来上がった後の舗装された道路しか見えない。
 
でも本当は、
その前に草刈りをし、土をふみ固め、整地してきた人たちの苦労があってこそなんだ」
 
と、ねぎらいの言葉をかけられたそうです。
 
 
そんな道が僕らの東海道であり、
その道があったからこそのこの出会いなんだと思います。
 
 
この道は丸子にも京都にも、大阪にもつながります。さらには過去にも未来にも繋がっている道なんだと思います。
 
 
さらに今回のシンポジウムに合わせ東京〜静岡までの観光協会さんが集まった連絡会も行われました。
 
多分ですが、2025年に迫る大阪万博、そしてそれ以降の街道のつながりを目指しているんだと思います。
 
具体的にどうなるかなんて、
誰にもわからないけど、【道沿い】のつながりを活かし、模索しながらの情報交換が始まりそうです。
 
 
 
日光街道から始まり広がっていった御宿場印めぐりも、今では広範囲での取り組みになっていることに驚きです。
各街道の御宿場印めぐりの販売場所はこちらから↓
 
 
 
登壇させてもらったパネルディスカッションでも
品川、川崎、枚方など各宿場町での取り組みを発表。
個人的には会場の皆さんからの質問も加えたりしながら、あと30分くらいやったらさらに深まって面白くなったように思いました。
 
35回目となるシンポジウム
ここ数年では参加者に30〜40代の方も入るようになり、街道でつながることや、情報交換する相手がいることは本当にありがたいなと思います。
 
40年近く前からの活動です。
他界された方も含め、本当に多くのみなさんの思いでつないで来てくれています。
 
そしてこのつながりをきっかけに動き出す観光協会や宿場町、行政の垣根を超えた【道】のつながりは強力なエネルギーになると思います。
 
 
「東海道は生きている」
を改めて強く感じた1日でした。
 
パネルディスカッションメンバー。本番後緊張から解放されたのかみんなリラックスした表情です。
 
 
またみなさまと宿場を超えてご一緒できる日を楽しみにしてます。素敵な機会をありがとうございました。
 
来年2024のシンポジウムは静岡県新居宿での開催です!
 
※楽屋では・・・
五街道全てが江戸時代以上に交流できれば、ユネスコ登録も夢じゃない?!みたいな話で盛り上がりました。
 
 
 
 
 
 
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川崎2023の取り組みはこちら↓
 
 
今回の目玉でもある川崎に関わる浮世絵をあしらった街頭↓
その数100本!
 
川崎市的に「前例のない取り組み」だったそうです。かなりの熱量を持った民間の思いが後押したんでしょう。行政担当部署の方もそれなりのチャレンジがあったんだろうと思います。
 
 
 
それぞれがメインイベントといってもいいような22日のイベント。
 
このポスター見るだけで本当に多くの方の協力のもと成り立っているんだろうと思います。
かつての宿場にあったお互いに助け合う助郷(すけごう)制度じゃないですが、そんな「川崎宿」としてのチーム力と思いがビシビシ感じられました。
 
 
楽屋にて
「#宿場なう」でも登場いただいてる川崎宿名物 東照さん「かわっぴら餅」
 
 
街頭のデザインは品川宿のものを参考にしたりと、実現するまでのご苦労を語ってくれた岩田屋の岩澤さん
100本並ぶ浮世絵の街頭は、そこがかつて宿場町だったことを教えてくれます。
その名前に引き込まれて、営業時間前に押しかけたのがもう5年も前。
 
凛とした空気の早朝の稲毛神社
 
地域への愛を感じるホテル「縁道」さんのカードキーケース、開くと周辺地図に。
 
外国の方が喜びそうな自販機
町を歩くだけで浮世絵や宿場を感じる川崎でした。
 
 
 
それと最後に。。。
 
宿場の集まりに出たときに「丁子屋さん♪」といつも声をかけてもらえるのは、
 
常に美味しいとろろ汁と楽しい思い出を提供し続けてくれてる現場スタッフの努力と、
 
僕より前の13代続くみんながコツコツと「その時できること」を積み重ねてきてくれた結果なんだろうなと。。。
 
 
それこそ前例のない店を運営し続けてくれるみんなのおかげかと思います。外に出るたびにそれを感じます。
いつもありがとうございます。
 
 
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今回のシンポジウムのために全宿場にアンケート調査をしてくれました。とても貴重なデータだと思います。
まちってみんなのものだなーと再確認。ご参考まで
 

「駿州堂」 駿州の旅が面白い!

東海道のこと

 

駿州堂とは?

静岡市〜藤枝市の東海道地域を「1つの商店」と見立てて、24の事業者が共通の地域ブランドを作り販売を始めました。

静岡市&藤枝市に協議会が置かれている駿州の旅日本遺産推進協議会で動き出した共通ブランドです。

 

蓋を開けてみればそこには歴史や文化がありますが、まず旅の楽しみといえば「食」「お土産」でしょ!

ってことで、

もし弥次さん喜多さんが今の東海道を旅するなら是非食べてもらいたい♪そんなワクワクするような東海道のお土産品や食体験を提案していきます。

今回は初年度参加事業者の中から3社が集まり、登壇させていただきました。

左:(蒲原宿)西尾商店/西尾さん

中:(丸子宿)丁子屋/平吉

右:(藤枝宿)真茶園/小泉さん

 

登壇された浅間神社の権禰宜、宇佐美さんたちも♪

 

浅間神社内大河ドラマ館併設のギフトショップや静岡市立美術館などで販売中(3/26まで)。

 

さらに今後、新東名新静岡ネオパーサでも駿州堂全商品が販売開始します。

 

まだ具体的な話が少なかったですが、昨年行われたシンポジウムはこんな感じでした。まだまだこれから、広がっていく予感がします。

https://youtu.be/n2AWg567zoE

 

ぜひ各宿場を訪れた際は、御宿場印も忘れずに

販売先情報はこちら↓

https://shizuoka-shinkin-kyoukai.or.jp/goshukuba/

2023年4月現在、すでに大阪まで話が広がっている模様!

 

東海道御宿場印の立役者!

東海道のこと

ようやく情報公開となりました!

静岡県でも御宿場印が動き出します!

御朱印ならぬ「御宿場印」

 

県内各宿場にて

いよいよ1月21日より販売開始となります

はあ〜、早く言いたかったぁ。。。

販売場所はこちら↓(静岡県信用金庫協会サイト)

https://shizuoka-shinkin-kyoukai.or.jp/goshukuba/

 

静岡朝日テレビさん提供

 

ご宿場印を求めて、まずはそれぞれの地元近くの宿場を楽しんでください。そして近隣の宿場町をぜひお尋ねくださいませ♪

その際はこのアプリも携えて街道歩きを楽しんでみてください。

https://hizakurige.com/

 

 

全55ヶ所のうち約半分の22ヶ所を占める静岡県。みんながやりたかったけど、横に長い静岡をまとめるのがどれだけ大変なことか。。。

それだけに今回の話がどれだけ有難いことかと、痛切に感じます。

 

話が本格的に動き出したのが2022年5月。

日光街道、愛知,三重での動きを聞き、しずおか焼津信用金庫の丸子支店さんに相談をしたところからでした。

 

その前を少し振り返ると、

●2020年

1番最初のきっかけは愛知県二川本陣資料館、早野さんでした。

コロナ禍で動きが止まったその年、何かできることはないかと2宿(二川、吉田宿)でやってみた早野さんの取組みを知り、2021年に動き出したのが亀山市観光協会、本間さん。

亀山市 亀山宿・関宿・坂下宿

 

●2022年10月

亀山市に続き関東の信金さんが動き出し、日本橋〜三島までがスタート。

 

●2023年1月21日いよいよ静岡!

さらには滋賀県、京都府の宿場までもこれから動き出すとのことです。

 

 

 

話を静岡県に戻しますが、

丸子支店から話を聞いた後、しずおか信金さん本部内で話をまとめ、静岡県信金組合に上げてくれました。

県内各市町村の行政担当者、観光協会などの関係各所への提案と、具体的なスキームの構築。もちろんここには日光の信金さん、関東の信金さんたちのアドバイスもあり、関東〜東海の信金さんの協力なしではあり得なかったことと思います。

 

さらに愛知、三重、滋賀、京都の信金さんにまでご提案いただきました。

(左)しずおか焼津信用金庫杉山さん

(中)二川本陣資料館早野さん

(右)亀山市観光協会本間さん

 

 

今日のこの記事は信金さんの宣伝というわけではなく、早野さんや本間さん含め関わって動いてくれてる皆さまへの本当に感謝しかなくて。それをお伝えしたく書いてます。

 

多くの皆さんの思いのこもった御宿場印です。

多くの方に東海道を楽しんでいただければなと思います。

 

そして来る2025年大阪万博

外国の方とともに、日本人みんなで、ぼくらの国「日本」を楽しんでみたいなと思っています。

 

で、次代の子供たちには

暮らす人も、訪れる人も楽しい東海道を残せたらいいなと思っています。

そのきっかけの一つに御宿場印がなったらいいなと思います。

 

 

#東海道 #御宿場印プロジェクト #静岡県信用金庫協会 #しずおか焼津信用金庫 #丁子屋 #東海道は生きている #丸子宿 #宿場なう

 

丁子屋ショップサイト

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