丁子屋 十四代目ブログ

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月別アーカイブ:2023年10月

新商品できました!①

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

「しずまえ」ってご存知ですか?

静岡市の前浜(駿河区石部~清水区蒲原)のことです。(江戸前みたいな)

静岡市には、用宗漁港、清水港、由比漁港の3つの港があります。

ここで水揚げされる魚介類を「しずまえ鮮魚」といいます

 

静岡市しずまえページより下↓

https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_006732.html

 

で、丁子屋でもしずまえ食材でもある「アカモク」を活用した商品開発や取組を行ってきましたが。

 

丁子屋の自家製白みそって実はしずまえにある1906年(明39)創業の会社「あらしお」さんで作られていまして。。。

白みそに使用している塩は世界遺産にも認定されているメキシコ&オーストラリア産を使用(あらしおさんによると「丁子屋さんの味噌」には駿河湾産はコスト面や安定生産の面などで不向きとのこと)

 

で、この度正真正銘「駿河湾」産の塩を使った商品が出来上がりました。

しかも~~

この魚のかたちをした「あじろ」せんべいでご存知の方も多いと思います。

1951年(昭26)創業の「伊奈せんべい」さんのあられに、

静岡県産の丁子屋の自然薯を混ぜ込み、

さらにあらしおさんの「駿河湾産のお塩」をまぶした

「とろろあられ 深い海の塩味」

 

味はすごく素朴なんです。

 

そーそー。

昔からの日本のお菓子ってこんな感じよねって思い出させてくれるんじゃないでしょうか。

 

 

塩の甘みとパリッとしたお米の触感とやさしい風味。自然薯らしさは正直あんまりわからないんですけどね((;^ω^)でも素朴で後を引くおいしさです。

税込¥540

パッケージには広重さんの「丸子」と「江尻」を使用しています。

 

で、商品説明が長~っくなりましたが。

 

 

 

この商品、

 

実は駿河湾フェリーさんからのご要望で。

船の道(フェリー)と陸の道(東海道)をつないだ商品が作れないか???

ということで実現しました。(日興美術さん、全面協力ありがとうございます!

 

9月にこの話をいただき、10月22日のイベント販売に間に合わせるという、

パッケージ含めた関係者皆さんの協力なしには実現しなかった商品なんです。

 

しかも

フェリー船内での販売のみ限定パッケージになっています。

駿河湾フェリーさん×丁子屋で、まさに海と陸の道のつながりを表現していただいてます。フェリーさんのブログでもご紹介いただいてます。

 

ということで

今回も「道」がつなげてくれた【 地域力 】を感じさせる新商品のご案内でした。しかも考えてみたらなかなかの老舗のコラボなんですね。

チャレンジする人の繋がりは心強く、そして楽しくもあります。

 

販売は丁子屋店頭、駿河湾フェリー船内売店など。

長く愛される商品になったらいいなと思います。

 

 

それと、なぜこの短期間に商品化できたか??

についてはまた今度。。。

 

#駿河湾フェリー #伊奈せんべい #あらしお #日興美術 #丁子屋 #静岡県 #東海道 

11,12,1月の営業予定

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

11月〜2024年1月の営業予定です。

 

※12/29,30は11:00〜15:00(L.O.)

 

●ご予約
※基本的にご予約制ではありません

・お座敷の個室のみ有料でご予約お受けいたします
・お部屋料金 平日¥1,100 土日祝¥1,500
・4名様よりお受けいたします

○土日祝日について

・20名様以下
・入店は12:30までにお願いします

※お正月、G.W.、お盆、連休などの繁忙期はご利用いただけません。ご了承ください。
※お食事以外でのご利用はご遠慮願います。

●営業時間
平日  11:00〜14:00
土日祝 11:00〜15:00(L.O)
    16:30〜19:00(L.O)19:40閉店

 

同じ道沿いのつながり

東海道のこと
「宿場として成立してから400年。
 
後にも先にもないこの瞬間を20年前から目指して取り組んできました。
 
始めたばかりの頃は
『何を言ってるんだ』とか、
『そんなことやってどうなる?』と、
 
すぐには理解されないことも多々ありましたが、こうしてこの瞬間を迎えられてとても幸せです」
 
NPO東海道宿駅会議の2023年シンポジウム、交流会での川崎宿の方が発した乾杯挨拶でした。
 
 
実現した喜びと、もしかしたら終わってしまう寂しさもあったのかも知れません。涙ながらに思いを噛み締めての挨拶でした。
 
 
 
東海道をつなげるこのNPOを立ち上げ、これまで理事長として引っ張ってこられた松山顧問は
 
「ほとんどの方には出来上がった後の舗装された道路しか見えない。
 
でも本当は、
その前に草刈りをし、土をふみ固め、整地してきた人たちの苦労があってこそなんだ」
 
と、ねぎらいの言葉をかけられたそうです。
 
 
そんな道が僕らの東海道であり、
その道があったからこそのこの出会いなんだと思います。
 
 
この道は丸子にも京都にも、大阪にもつながります。さらには過去にも未来にも繋がっている道なんだと思います。
 
 
さらに今回のシンポジウムに合わせ東京〜静岡までの観光協会さんが集まった連絡会も行われました。
 
多分ですが、2025年に迫る大阪万博、そしてそれ以降の街道のつながりを目指しているんだと思います。
 
具体的にどうなるかなんて、
誰にもわからないけど、【道沿い】のつながりを活かし、模索しながらの情報交換が始まりそうです。
 
 
 
日光街道から始まり広がっていった御宿場印めぐりも、今では広範囲での取り組みになっていることに驚きです。
各街道の御宿場印めぐりの販売場所はこちらから↓
 
 
 
登壇させてもらったパネルディスカッションでも
品川、川崎、枚方など各宿場町での取り組みを発表。
個人的には会場の皆さんからの質問も加えたりしながら、あと30分くらいやったらさらに深まって面白くなったように思いました。
 
35回目となるシンポジウム
ここ数年では参加者に30〜40代の方も入るようになり、街道でつながることや、情報交換する相手がいることは本当にありがたいなと思います。
 
40年近く前からの活動です。
他界された方も含め、本当に多くのみなさんの思いでつないで来てくれています。
 
そしてこのつながりをきっかけに動き出す観光協会や宿場町、行政の垣根を超えた【道】のつながりは強力なエネルギーになると思います。
 
 
「東海道は生きている」
を改めて強く感じた1日でした。
 
パネルディスカッションメンバー。本番後緊張から解放されたのかみんなリラックスした表情です。
 
 
またみなさまと宿場を超えてご一緒できる日を楽しみにしてます。素敵な機会をありがとうございました。
 
来年2024のシンポジウムは静岡県新居宿での開催です!
 
※楽屋では・・・
五街道全てが江戸時代以上に交流できれば、ユネスコ登録も夢じゃない?!みたいな話で盛り上がりました。
 
 
 
 
 
 
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川崎2023の取り組みはこちら↓
 
 
今回の目玉でもある川崎に関わる浮世絵をあしらった街頭↓
その数100本!
 
川崎市的に「前例のない取り組み」だったそうです。かなりの熱量を持った民間の思いが後押したんでしょう。行政担当部署の方もそれなりのチャレンジがあったんだろうと思います。
 
 
 
それぞれがメインイベントといってもいいような22日のイベント。
 
このポスター見るだけで本当に多くの方の協力のもと成り立っているんだろうと思います。
かつての宿場にあったお互いに助け合う助郷(すけごう)制度じゃないですが、そんな「川崎宿」としてのチーム力と思いがビシビシ感じられました。
 
 
楽屋にて
「#宿場なう」でも登場いただいてる川崎宿名物 東照さん「かわっぴら餅」
 
 
街頭のデザインは品川宿のものを参考にしたりと、実現するまでのご苦労を語ってくれた岩田屋の岩澤さん
100本並ぶ浮世絵の街頭は、そこがかつて宿場町だったことを教えてくれます。
その名前に引き込まれて、営業時間前に押しかけたのがもう5年も前。
 
凛とした空気の早朝の稲毛神社
 
地域への愛を感じるホテル「縁道」さんのカードキーケース、開くと周辺地図に。
 
外国の方が喜びそうな自販機
町を歩くだけで浮世絵や宿場を感じる川崎でした。
 
 
 
それと最後に。。。
 
宿場の集まりに出たときに「丁子屋さん♪」といつも声をかけてもらえるのは、
 
常に美味しいとろろ汁と楽しい思い出を提供し続けてくれてる現場スタッフの努力と、
 
僕より前の13代続くみんながコツコツと「その時できること」を積み重ねてきてくれた結果なんだろうなと。。。
 
 
それこそ前例のない店を運営し続けてくれるみんなのおかげかと思います。外に出るたびにそれを感じます。
いつもありがとうございます。
 
 
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今回のシンポジウムのために全宿場にアンケート調査をしてくれました。とても貴重なデータだと思います。
まちってみんなのものだなーと再確認。ご参考まで
 
丁子屋ショップサイト

丁子屋営業状況

4月26日(金)営業いたします
11:00〜14:00(L.O.)


※営業時間中は電話でのご対応ができない場合がございます。営業時間外にご連絡いただけるとスムーズです。

●ご予約
※基本的にご予約制ではありません

・お座敷の個室のみ有料でご予約お受けいたします(繁忙期を除く)
・お部屋料金 平日¥1,100 土日祝¥1,500
・4名様よりお受けいたします
・土日祝日は20名様以下
・入店は12:00までにお願いします
※お正月、G.W.、お盆、連休などの繁忙期はご利用いただけません。ご了承ください。
※お食事以外でのご利用はご遠慮願います。

●営業時間
平日  11:00〜14:00
土日祝 11:00〜15:00(L.O)
    16:30〜19:00(L.O)19:40閉店

●お支払い方法
クレジットカード各種、paypay、LINE Payをご利用いただけます


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