丁子屋 十四代目ブログ

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写真でたどる茅葺修復のご報告

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

1か月ほどHPが動いていませんでした。ご迷惑おかけしました。その間、すっかり茅葺の修復も終わりに近づいてきました。振り返りも含め、間もなく終わる40年ぶりの葺き替えをたどってみます。

2018年1月31日

足場となる竹がかけられます。

 

 

「こぼし」と呼ばれる古い茅を下ろす作業が始まりました。

2月1日 骨組みが見えてきました。

 

2月6日 骨組みむき出しの状態。40年ぶりの姿です、次回は20年後に見られます。

中身はとてもシンプルに、竹と木だけ。ひもで結ばれています。

2月23日「屋ねり」と呼ばれる骨組みをなおす作業

毎朝薪でいぶしていたので、再利用される竹も多かった。

2月24日 記念すべき一発目のふきあげ作業はクラウドファンディング支援者によるものでした。

 

2月25日 下地となる茅がすべて葺かれました。ここから60センチほど厚みを出すために、下から順番に茅が重ねられていきます。

 

3月7日 下の方からだんだんと厚みを増していきます。

 

3月17日 動画撮影で最初から追いかけてくれてる松野さん。14代目嫁さんとともに。

 

 

3月23日 

 

3月27日 頂上部分が決まりました。

浮世絵の風景をより再現するため丸みを帯びた仕上がりになっています。

3月30日 職人さんの手によりきれいに刈込されていきます。表情が一気に変わりました。

 

4月半ばには足場も撤去され、茅葺の風景が戻ってきます。

ここからさらに新しい時を積み重ねていきます。

11/15とろろ寄席のご案内

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16回目になる2017年秋の回は、東京、名古屋、大阪の新作派の芸人さんが勢揃い!の昼夜2公演です!

昨今は、落語は古典芸能と言いますが、らくご創生期の江戸の頃は元々はすべて新作だった・・・・ということで、今回は収穫の秋とも因んで、それぞれの地域を代表する新作派の競演をお楽しみください!

 

 

上方落語より~  笑福亭羽光 *笑福亭鶴光門下/落語芸術協会

江戸・東京落語より~  川柳つくし *川柳川柳門下/落語協会)

名古屋落語より~  雷門獅篭
        *雷門小福門下/海演隊(東海地区に演芸を広め隊)

★今回の地元ゲスト 講談・佐野まり遊さん

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【 お江戸の雰囲気で愉しめる!とろろ寄席 】
     -第16回-『東名阪・新作収穫祭』編

日時:2017年11月15日(水)
   昼席_13時半開場/14時開演
   夜席☆_18時半開場/19時開演
   (各回上演時間100~120分予定)

会場:元祖とろろ汁・丁子屋_宗長の間

席亭_14代丁子屋当主・柴山広行 *今回も開演の太鼓ほか
案内人_ぬのむらアツシ(らくご笑クササイズインストラクター)

 

▼木戸銭・前売
▽おとな
①早割(10/18迄)¥2,000
②前売(10/19~前日まで)¥2,300
➌当日¥2,600

▽こども(小~高校生まで)
こども¥1,000円 *予約・当日問わず 
*未就学児無料ですが、周囲のお客様にご配慮をお願いします。

 

▼お食事も
お食事券 「本陣」定食
(通常¥2,150➡¥1,600)

※セット御食事券は、お求めいただいた日から次回開催月の前の月の月末(今回お求めのお食事券は1月末)までご利用いただけます。※1枚の寄席チケットにつき3枚までお求めいただけます。

 

▼会場内でも
食べて飲んで笑っていただけます!

お飲み物(丁子屋オリジナル・東海道広重ビール、枡酒など)
助六
おつまみ

 

*切符の取扱やチラシの配布などとろろ寄席サポーター店を募集しています。よろしくお願いします。
*直接メッセージやお電話にてお願いします。
*前売券は開催前日まで発売。なくなり次第、札止めとさせていただきますので、お早めにお求めください。

お問い合わせ・お申込のお電話
054-258-1066(丁子屋)*10~19時/木曜定休

9月2日「だから茅葺きは残したい」

丁子屋のなかのこと

2018年2~3月に約40年ぶりの茅葺の総葺き替え(敷いてある茅や骨組みとなる竹を新しいものに変えます)を予定しています。

 

それに伴い、クラウドファンィングReadyforさんにて総費用1,300万のうち1,000万円の支援を募っています。 
現在50日が経過し56%。皆様のご支援をお待ちしております。

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

 

 

その中で、実際に来年修復を行ってくれる茅葺職人さんや大工の棟梁のお話を聞く機会を設けました。
題して

「だから茅葺きは残したい」

 

やってみた結果

「やっぱ茅葺は残しましょう~!」って感じになりました。

 

当日はSBSテレビの鈴木俊夫さんに取材いただきました。
放送は今週末9月16日16:54「元気!しずおか人」です。

http://www.at-s.com/sbstv/program/genki-shizuokajin/

富士山茅葺産業:峯さん  杉江建設:杉山棟梁  丁子屋14代目:柴山  SBSテレビ:鈴木俊夫さんはじめスタッフのみなさん

 

お陰様で当日は満員御礼!多くの方に職人さんの苦労や思い、そして伝えられてきた技術を知っていただくことができました。

で、会場はやはりこの茅葺の下。
ちょっと窮屈かもしれなかったけど、来年ここで行われる工事の様子を今からイメージしながら、楽しんでいただきました。

 

 

実際の丁子屋の屋根の上の状況を写真でご覧いただきながら、職人の峯さんが健康診断。
二つの建物が重なってるという部分がとてもこの茅葺の難しいところです。

 

くぎを使わない茅葺建築。今では作れなくなってしまっています。
今ここにあることが価値であり、先人たちの苦労の中で受け継がれてきた技術をつなぐことで、歴史とともにその思いもつなげていきます。

 

実際に使用する茅を持参してくれました。この束を来年は1,200束使うそうです。そして、国内でも有数の産地である御殿場の茅は、世界遺産で有名な白川郷でも使われているんだそうです。

 

以下箇条書きで

・「茅」という植物はなく、使われているのはススキ
・わらぶきもあるが、ススキと違い油分が少ないので5年ほどしか持たない
・御殿場にはススキの採集専門の会社があり、資材としてのススキを提供してくれる(素人でも採集はできなくはないが、その後の処理により屋根材としてのススキに仕上げてくれるのがこの会社さん)
・茅の厚みは一般的には一尺五寸(約45センチ)、大きな家の場合は薄くなりバランスが悪くなるため三尺(訳90センチ)
・特に設計図があるわけではないので、出来上がりの美しさは職人の勘と腕

などなど、会社員から転職し5年目の峯さんが身振り手振りを入れて話してくれました。

 

杉江建設の大工棟梁杉山さん
なんと50年前の丁子屋の茅葺の移築を目撃してるんだそうです。まさかその後の修復にかかわることができるとはと、嬉しそうに話してくれました。

今では電話一本で建築資材が手に入る世の中。かつては次の世代のために木を植え、その木で家を建てた。
時間も手間も何十倍もかかるが、その分家に対する思いは強い。

昔ながらの書き方で描いてくれた棟梁特製の図面や、茅葺にも共通してありそうな大工道具を披露してくれました。

当日受付でウェルカムティーを提供してくれた左:丸子在住のお茶インストラクターの松村恭子さん

中:受付や会場サポートの杉江建設さんのお弟子さん(実娘)中西味里さん

左:受付、会場サポート 浮世絵デザイナーの牧野美和さん

写ってないけど写真提供 とろろ寄席案内人 布村敦さん

サポート:富士山茅葺産業 杉山わかなさん

 

みなさんありがとうございます!

そしてご参加いただいたみなさまもありがとうございます!

 

来年2~3月に行われる茅葺修復。

丁子屋一店舗だけのものではなく、これだけ多くの方の思いや、それぞれに受け継がれてきた技術で作り上げます。出来上がりは黄金色に輝くんだそうです。

 

次回は20年後の予定ってことは2037年ころ?そこで14代目から15代目にバトンタッチかな?

子供のころ見たな~って振り返っていただけるような、この地ならではの、当たり前の風景にしていきたいと思っています。そして、茅の刈り取り作業など、できる範囲内で皆で分かち合いながら、その時を迎えられればいいなと思っています。

放送はSBSテレビ

16日16:54「元気!しずおか人」

YouTube

http://www.at-s.com/sbstv/program/genki-shizuokajin/2017/09/2017916.html

 

追伸:

このトークイベントの後、そのまま職人さんたちととろろパーティーを行いました。
ほぼ全員に参加いただきましたが、まったく写真をとっておらず。

お客様の中に静岡で唯一鬼瓦を商品として作っている方や、藤枝の水車小屋の方など、ふたを開ければそれぞれに皆さん活動されてる方ばかりで。なんだかそのつながりも楽しかったです!またそれぞれにつながりながら、いろんなものを共有できればいいなと思います。

 

最後までご参加ありがとうございます!

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