丁子屋 十四代目ブログ

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カテゴリー:自然薯のこと

11月販売開始に向けて、大学生と「むかごどら焼き」(仮)の商品開発

丁子屋のなかのこと

まずは・・・

 

松永製餡さんによる小豆ではない「むかご100%餡」を使用した

藤枝松田商店さん(真茶園さん)による「生地に自然薯パウダー10%混ぜ込んだむかごどら焼き」(仮)

が届きました!

 

自然薯パウダーは藤枝セイコーエンジニアリングさんによるものです。

皆さんご協力ありがとうございます。

まずは感想。

・どら焼きの生地に自然薯パウダー10%
→実際に自然薯の粘り、香りを感じた。

・餡は小豆ではなくむかご100%使用
→そもそもむかごの味を知ってる方なんか多くはないので、感じるか、感じないかという論点より

➡︎むかご100%という点が今までにないチャレンジ。訴求力になるかな?と思ってます。

 

・賞味期限は2週間
・大きさもちょうどいい。
・生地の味、しっとり感、むかごの餡も全てにおいて今までの試作品で一番良かったのでは。(個人感想)

 

って感じです。

 

 

 

そもそもはこの話

静岡市の事業として静岡県立大学の岩崎ゼミの大学生によるコンサルティング企画「大コン」というもの。
この企画のために県立大学を選んだという学生もいます!

 

 

 

 

大学生とのミーティングの進捗状況です♪

 

現在11月5日の販売開始に向けて動いてます。

 

 

まずはなぜ11月5日なのか???

○商品名について
・毎月5日は「丸子の日」として、そこで毎月数量限定で販売していきたい。
→丸子のどら焼きで「まりどら」
→月ヶ瀬さんの「むかごろう」とセットで販売できれば面白いということで「まり子ちゃん」

などなど。

・地域名を商品名にすることのメリット
➡︎商品が露出する=地域としての知名度も上がるかも?
➡︎地元のお土産として、地元の方が地域外の方に渡すお土産として使ってもらいやすくなるかも?

 

○デザインとしては
「まり子ちゃん」なら薄く透けたどら焼きを人の顔と見立てて、女の子のデザインにしたらどうかな?とか。

 

○商品コンセプトについて
➡現在仮説を立てて店内でアンケートを実施中。

(仮説)

・丁子屋のお土産を買う年齢層が60〜70代女性が多いとすると、そのターゲットの方が手に取りやすい方がいい
・家族に対してのお土産(まり子ちゃんなら孫に対しても渡しやすいかな?)
・ご縁がつながる「むかご羊羹」に対して、長寿のお祝いや日頃の感謝を伝えるような要素もあってもいいかも。
➡︎丁子屋の長く続く老舗というイメージにあってくるのでは?

 

 

 

という感じで話が進んでいます。

 

引き続き店内ではアンケートのお願いをしております。

 

 

次回はネーミング&パッケージデザイン。
どんな内容になるのか楽しみです。

 

在来自然薯 2019年の種の選抜作業が行われました。

丁子屋の動画

丁子屋で契約農家さんからいただいてる自然薯は在来作物。
とてもデリケートなんですが、その大きな魅力は他の自然薯にはない「香り」そして「上品な粘り」

まずは3年かかって育てられる自然薯栽培の様子をご覧ください。(3分~4分の動画です)

なかじま自然薯園雄一君のところで、丹精込めて育ててくれた静岡県内の農家さんに配るための種。

ざっと一年間を振り返ると

〇3月:種の選抜(粘り・香りの良いものを選抜。次年度のむかご採取用として植えます
(食べるのにはどれも文句なく素晴らしい内容ですが、さらにその中から厳選したものを今春に植え付けます。)

〇5月:選抜された自然薯を植え付け。

〇8月:伸びてきた葉の形や大きさ、その他病気が出てないかを確認。成長途中でもさらに選抜しいていきます。
(この段階で多い時には半分の自然薯が落第となります。)
農家にとって、せっかく育ってきた作物の根を抜き、これ以上育たないようにするこの作業はとても酷だと思います。
でも、よりすぐりの種だけを残すためです。

〇11月育った種(むかご)を採取。
これを県内の自然薯研究会会員さんに配り、それぞれの畑で2年目となる種薯を育てます。

この間、雄一君の作業・そして気苦労は計り知れません。みんなに配るためのむかごができなかったという夢を何回もみるんだそうです。

◎細心の注意を払ってくれている。
・網室内(育てている部屋:風で葉がこすれて傷がついたり、病害虫から防ぐために、網で覆われた部屋で育てます)
に菌を外部から入れたくないので、この部屋に入るのはきれいな服を着て、ほかの作業を始める前、朝いちばんにしか入らない。

・日々の様子を見ながら、状態をチェックします。(自然薯と対話してるよう)

・(むかごは空気中の水分が多いほどできやすい傾向があるため)毎朝一定時間、必ずスプリンクラーで散水する。
などなど。

こうしてようやくできた自然薯の粘り・香りを選抜する作業が行われました。

植付150本⇒掘り出71本(夏場に葉の段階で選抜され、実際に自然薯として掘り出したのは半分になりました)

さらにこれらを「粘り・香り」で選抜し、良いものだけ(花丸・合格)をこの春に植え付けます。


県の農林事務所・農林技術研究所の皆さんにも毎年同席してもらい、この取り組みをお伝えします。

研究機関・生産者(自然薯研究会)・飲食店と畑からとろろ汁までの関係者が
同じテーブルで意見できる関係性はとてもありがたいことです。

ここからさらに双方で対話を重ね、
より良い静岡県の自然薯作りに取り組んでいければと思います。

静岡県自然薯研究会のみなさん
左:(副会長)杉田さん  中:(会長)松下さん  右:(種の管理)中嶋さん

香りが自慢の静岡県が誇る在来自然薯。
とろろ汁になるまでは、このような多くの手間暇を思いを持った生産者さんの苦労があります。

その思いとともに、この自然薯を丁子屋としては応援し、
お客様に最高の一杯を責任をもってお届け続けたいと思います。

むかご焼酎仕込みました♪

お料理について


ご縁いただき、廃棄処理していたむかごを提供し、焼酎を仕込んでいただいている杉井均之介社長

https://www.facebook.com/people/%E6%9D%89%E4%BA%95%E5%9D%87%E4%B9%83%E4%BB%8B/100012821190991

杉井酒造
http://suginishiki.com/


左:蔵人頭の石橋さん 中:柴山 右:陶芸家杉村さん(今回のむかご焼酎のお話しはこの杉村さんからお誘いいただきました)そして光洋冷機相談役笹本さんもご縁をつないでくれました。
ありがとうございます。


処分していたむかごを農家さんの協力で300キロ集めました。
ふかし➡つぶし➡酒母(しゅぼ:こうじに水と蒸し米とをまぜ、酵母を加えて培養したもの。酒造では酛(もと)という。
出典 小学館デジタル大辞泉について)


出来上がりは6月です!


「もったいない」から始まった今回の焼酎造りですが。
実はここからがもう一つの大きなプロジェクト。

杉村さん
実は焼酎造りで残った酒かすを使い、堆肥造りに取り組んでます。

こちらがむかごの酒かす。
堆肥造りは次に続きます。。。。

そしてこの焼酎。
他のとろろ汁を扱っているご縁のある飲食店さんにも協力していただき、
数に限りはありますが、レストランができるあらたな生産者支援にもなればなと思っています。

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