みんなでブランドを高めあう静岡の自然薯栽培
「暑い」と言ってもレストランなんてやっぱり建物の中だし、クーラーはあるし。
農家さんに比べたらまだまだありがたい環境だよなーと、出かけるたびに思うのですが。。。
そんな暑い暑い自然薯畑の視察に行ってきました。
毎回十数名の農家さんの畑をみんなで回ります。
そんな中、とてもありがたい言葉が聞けました。
それは
「人の畑見て『ダメなとこ』を指摘するのは簡単さぁ。
でも俺らはそうじゃないよね。
その課題をどうやったら解決できるか、
みんなで悩んで、答え出し合える方がいいもんね!」
みんなで実際の畑を見て、
「これって病気かなー?」
「多分白絹病ですよ、根っこのとこに白い糸(菌糸)や白い粒(菌核)ないですか?」
「あったら周辺の土ごと掘りとった方がいいですよ、水分と共に流れて広がっていきますから」
のような会話がそこらじゅうから聞こえます。
そしてお互いの悩みや失敗談も披露しながら。
みんなの共有知識を高めていきます。
↑左:自然薯を乳酸発酵させる取組にチャレンジしてくれてる岡部の「かど万米店」増田さんも同行
↑右:自然薯の「J」を形どるスギタファーム杉田くん。でも写真だと逆だから(笑)
自然薯にも花が咲きます。
8月初旬の畑には甘酸っぱい香りが広がっていました。
そして、
昨年できた静岡県自然薯研究会のグループLINEでは。。。
県内各地からの情報が共有され、情報交換が行われています。
実は最初の言葉を発してくれたのは、この研究会の現会長松下さん。
そんな思いの人たちが中心となり声かけしているため、
「静岡県の自然薯」はより美味しい自然薯に進化し続けています。
限りなく「日本一」に近いレベルへと
みんなで高め合っている会だと思います。
僕はそう思っています。
1977年に静岡県での自然薯栽培が始まって以来47年。
12、13、14代目と丁子屋は当初より生産者とともに歩んできました。
買い手、売り手という関係性から
時には言いたくないようなことも言わなきゃいけないし、耳の痛いことも言われたりもしましたが
それでもこの「自然薯」という
作物になりきらない植物にみんなで向き合ってきました。
「より美味しい自然薯を作りたい!」
「より美味しい自然薯を(お客様に)届けたい!」
それが僕たちの共通の目的だから、そのためには寄り添いながら、モノ言い合える関係を大切にしています。
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そして現在丁子屋では
栽培とはまた違う角度で自然薯の価値を高める取り組みを行っています。
①自然薯のGABAによる「機能性表示食品」の開発(2018年開始)
1日120gの自然薯を食べれば「高めの血圧が下がる」効果をうたった商品開発
➡来年度販売予定
協力:大晃さん/静環検査センターさん/フーズヘルスケアオープンイノベーションセンターさん/牧野美和さん
②自然薯を乳酸醗酵させた食材を活用したレストランの連携
他の山芋ではうまくいかなかったが、自然薯を乳酸発酵させることで、美味しい食材が出来上がる?!(静岡県農林技術研究所さん)
という発見をもとに、とろろ以外の形で乳酸醗酵自然薯を活用した商品開発を進めている
➡来年度各店舗にて販売予定
協力:かど万米店さん/おくにらーめんさん/テラコスタさん/静岡県農林技術研究所さん/マリンオープンイノベーション機構さん
ぜひそんな僕たちの自然薯「60号」を召し上がって下さい。
「60号」という名前の由来についてはこちらから↓
#静岡県はとろろ県 #自然薯 #60号 #静岡県自然薯研究会 #テラコスタ #おくにラーメン #かど万米店 #丁子屋 #静岡県農業技術研究所 #静岡県産業振興財団 #マリンオープンイノベーション機構
11/21(木)本日定休日です
※営業時間中は電話でのご対応ができない場合がございます。営業時間外にご連絡いただけるとスムーズです。
●ご予約
※基本的にご予約制ではありません
・お座敷の個室のみ有料でご予約お受けいたします(繁忙期を除く)
・お部屋料金 平日¥1,100 土日祝¥1,500
・4名様よりお受けいたします
・土日祝日は20名様以下
・入店は12:00までにお願いします
※お正月、G.W.、お盆、連休などの繁忙期はご利用いただけません。ご了承ください。
※お食事以外でのご利用はご遠慮願います。
●営業時間
平日 11:00〜14:00
土日祝 11:00〜15:00(L.O)
16:30〜19:00(L.O)19:40閉店
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クレジットカード各種、paypay、LINE Payをご利用いただけます