茅葺&明治の部屋が登録有形文化財に!
11/19報道解禁!
お客様や地域の皆さんからの言葉から、茅葺の建物やその元となった広重さんの浮世絵が「みんなの風景」なんだという思いがありました。
そしてこれからもそうなればいいなと、様々な取り組みを行ってきました。
なんと
その茅葺がこの度、
文化庁の登録有形文化財への登録が決まりました!
(正式な登録は2022.3)
今回の申請にあたり多大なご協力をいただいた増田千次郎先生本当にありがとうございます。
そしてこれまでご支援いただいた皆様、ご来店いただくお客様、働いてくれてるスタッフ、自然薯生産者、東海道含む地域の皆さん、そして大切な家族。全ての皆様に感謝申し上げます。
1833年に広重さんが描いてくれた「丸子」
この絵こそ丁子屋の原点であるとスクラップ&ビルドの世間の流れとは逆行し、1970〜1971年に茅葺移築を行った12代目。
1970移築の様子
で、面白いなと思ったのが
以前より「江戸時代の丁子屋は萱葺きではなかった」が自分の持論でした。
もしそうなら明治大正時代の写真ではもっと背の高い建物が残ってるはず!(お寺のような)
そんな中、
今回の申請に向けての調査中に出てきたこの写真↓
やっぱり~!!
建築の増田先生曰く、江戸時代の宿通りでは「火事で延焼するのを恐れて、茅葺を立てなかった」とか。
で、この写真を見たら正面に映る丁子屋は茅葺きではないのに、奥まったお隣のお宅(街道には面していない)の建物は茅葺き!
ということは大正7年のこの時点で茅葺ではないということは、やはり江戸時代には茅葺きではなかった?!
でも広重さんは茅葺のとろろ汁店を描いてる。
ということは・・・・
(1733)とろろ汁店のあるこの場所には、お隣にある茅葺の風景がよい!と判断した広重さん
(1970)広重さんの描いた浮世絵こそが「丁子屋の原点である」と、かやぶき移築を決断した12代信夫さん
(2018~)この風景を守っていくからこそ、「丁子屋は丁子屋としてあり続ける」という思いで茅葺修復をすすめ文化財登録申請を依頼した結果。
2022年 広重さんが描いた風景が「みんなの風景」として文化財登録!
なんだかとても嬉しいし、ありがたいことです。
これをきっかけに、この茅葺き含め東海道は「みんなの風景」であり、「東海道は生きている」ということを現代に生きるみんなで美味しく楽しく共有できればいいなと思います。
この写真は2018年まで屋根として使われた茅を使った茅葺の器↓
文化財登録を記念し、店頭にてこのとろろ茶碗の販売を行いたいと思います。
53次にちなんで¥5,300(税込み)
200番までのシリアルナンバー入りです。
この器は静岡を拠点に世界で活躍されるセラミックコミュニケーター、前田直紀さんの作品です。
数量には限りがありますのでご注意ください。
それと来週11/22(月)
静岡県庁21階にてグッドデザインしずおかの最終審査があります。
今の宿場で活動する人のご縁を繋ぐ「#宿場なう」という取り組みが残りました。
もしよかったら見に来てください
設営の様子/平吉夫婦&デザイナー牧野美和さん
以下ご参考まで、ここ数年の茅葺についての取組~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2017.クラウドファンディング
浮世絵の風景を残すための茅葺修復支援
➡︎500名様より¥11,200,000のご支援をいただきました。
2018.茅葺修復の様子
茅葺修復期間中に一般の方や地域の小学生たちのための見学会(300名様の参加)や修復金支援者による修復体験を行いました。
12/3(火) 営業いたします
11:00〜14:00(L.O.)
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●ご予約
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・お座敷の個室のみ有料でご予約お受けいたします(繁忙期を除く)
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土日祝 11:00〜15:00(L.O)
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