9/25自然薯畑でミーティング
年2回自然薯生産者みんなで、お互いの圃場を回ります。
お互い忙しいシーズンは同じなので、情報交換も兼ねて、畑の様子をみんなで見ます。
するとこんないいことが(^^)/
・畑の手の入れ方をお互いに教え、教わり合える!
・新しい資材の情報交換ができる!
・「これ、なんかの病気かしらね~?」「これ白絹病だね~。周りを掘り取って、土を畑に残さないようにしないとダメだよ~」みたいな、自分じゃ気づけなかったことを教えてもらえる。
年一回しか栽培できないので、作業の仕方や、どんどん新しくなる商品など、年配の方もこの時間に情報共有することで、参考になるみたいです。関わってきた年数とともに、それぞれの畑の状態(畑の傾斜や雨・風・太陽の当たり方など)によっても対処法は様々なので、正解はこれ!という画一された答えがありません。
とにかく情報共有を重ねて、より良い自然薯を目指します。
世代交流・地域交流など
生産者×レストランの関係性はゆるやかに、でもがっしりと築いていきたいです。
9月2日「だから茅葺きは残したい」
2018年2~3月に約40年ぶりの茅葺の総葺き替え(敷いてある茅や骨組みとなる竹を新しいものに変えます)を予定しています。
それに伴い、クラウドファンィングReadyforさんにて総費用1,300万のうち1,000万円の支援を募っています。
現在50日が経過し56%。皆様のご支援をお待ちしております。
https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya
その中で、実際に来年修復を行ってくれる茅葺職人さんや大工の棟梁のお話を聞く機会を設けました。
題して
「だから茅葺きは残したい」
やってみた結果
「やっぱ茅葺は残しましょう~!」って感じになりました。
当日はSBSテレビの鈴木俊夫さんに取材いただきました。
放送は今週末9月16日16:54「元気!しずおか人」です。
http://www.at-s.com/sbstv/program/genki-shizuokajin/
富士山茅葺産業:峯さん 杉江建設:杉山棟梁 丁子屋14代目:柴山 SBSテレビ:鈴木俊夫さんはじめスタッフのみなさん
お陰様で当日は満員御礼!多くの方に職人さんの苦労や思い、そして伝えられてきた技術を知っていただくことができました。
で、会場はやはりこの茅葺の下。
ちょっと窮屈かもしれなかったけど、来年ここで行われる工事の様子を今からイメージしながら、楽しんでいただきました。
実際の丁子屋の屋根の上の状況を写真でご覧いただきながら、職人の峯さんが健康診断。
二つの建物が重なってるという部分がとてもこの茅葺の難しいところです。
くぎを使わない茅葺建築。今では作れなくなってしまっています。
今ここにあることが価値であり、先人たちの苦労の中で受け継がれてきた技術をつなぐことで、歴史とともにその思いもつなげていきます。
実際に使用する茅を持参してくれました。この束を来年は1,200束使うそうです。そして、国内でも有数の産地である御殿場の茅は、世界遺産で有名な白川郷でも使われているんだそうです。
以下箇条書きで
・「茅」という植物はなく、使われているのはススキ
・わらぶきもあるが、ススキと違い油分が少ないので5年ほどしか持たない
・御殿場にはススキの採集専門の会社があり、資材としてのススキを提供してくれる(素人でも採集はできなくはないが、その後の処理により屋根材としてのススキに仕上げてくれるのがこの会社さん)
・茅の厚みは一般的には一尺五寸(約45センチ)、大きな家の場合は薄くなりバランスが悪くなるため三尺(訳90センチ)
・特に設計図があるわけではないので、出来上がりの美しさは職人の勘と腕
などなど、会社員から転職し5年目の峯さんが身振り手振りを入れて話してくれました。
杉江建設の大工棟梁杉山さん
なんと50年前の丁子屋の茅葺の移築を目撃してるんだそうです。まさかその後の修復にかかわることができるとはと、嬉しそうに話してくれました。
今では電話一本で建築資材が手に入る世の中。かつては次の世代のために木を植え、その木で家を建てた。
時間も手間も何十倍もかかるが、その分家に対する思いは強い。
昔ながらの書き方で描いてくれた棟梁特製の図面や、茅葺にも共通してありそうな大工道具を披露してくれました。
当日受付でウェルカムティーを提供してくれた左:丸子在住のお茶インストラクターの松村恭子さん
中:受付や会場サポートの杉江建設さんのお弟子さん(実娘)中西味里さん
左:受付、会場サポート 浮世絵デザイナーの牧野美和さん
写ってないけど写真提供 とろろ寄席案内人 布村敦さん
サポート:富士山茅葺産業 杉山わかなさん
みなさんありがとうございます!
そしてご参加いただいたみなさまもありがとうございます!
来年2~3月に行われる茅葺修復。
丁子屋一店舗だけのものではなく、これだけ多くの方の思いや、それぞれに受け継がれてきた技術で作り上げます。出来上がりは黄金色に輝くんだそうです。
次回は20年後の予定ってことは2037年ころ?そこで14代目から15代目にバトンタッチかな?
子供のころ見たな~って振り返っていただけるような、この地ならではの、当たり前の風景にしていきたいと思っています。そして、茅の刈り取り作業など、できる範囲内で皆で分かち合いながら、その時を迎えられればいいなと思っています。
放送はSBSテレビ
16日16:54「元気!しずおか人」
YouTube
http://www.at-s.com/sbstv/program/genki-shizuokajin/2017/09/2017916.html
追伸:
このトークイベントの後、そのまま職人さんたちととろろパーティーを行いました。
ほぼ全員に参加いただきましたが、まったく写真をとっておらず。
お客様の中に静岡で唯一鬼瓦を商品として作っている方や、藤枝の水車小屋の方など、ふたを開ければそれぞれに皆さん活動されてる方ばかりで。なんだかそのつながりも楽しかったです!またそれぞれにつながりながら、いろんなものを共有できればいいなと思います。
最後までご参加ありがとうございます!
クラウドファンディングがきっかけで宿場がつながる!
まずはクラウドファンディングのご報告から。
10月6日までの期限で来年行う茅葺修復費用約1,300万円のうち1,000万円をご支援を募っています。
残り40日を切っ太ところで、現在39%の390万円。
100名以上の皆様からのご支援をいただいています。
「Readyfor 丁子屋」
https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya
目的は広重さんの浮世絵に描かれた風景を残すため。
そして宿場をつなぎ、東海道を復活するため。
宿場をつなげるという点で、他の宿場の方からも応援をいただいています!
今回応援に駆けつけてくれたのは三重県関宿「深川屋」服部さんのご紹介で三重からおこしの三重県津商業高校のみなさん。
自分たちがデザインした深川屋さんとのコラボ商品を丁子屋で販売し、その売上金を全額寄付したいとのこと。
ものすごくありがたいです!
丁子屋前で忍者マークがたなびきます。
なぜ忍者かというと実はこの深川屋の「はっとりさん」。「忍者ハットリくん」のモデルになった人物のご子孫にあたるんだそうです。
関宿の周りにも甲賀・伊賀など忍者の里が点在します。
270年前から伝わる伝統のお菓子「関の戸」。
地元に残る伝統を高校生が自分たち流に楽しみながら、地域の活性化のために活動するってとても素敵ですよね。
持参した60個を完売しあたとのとろろはどうだったかな?
引率してくれた先生方
ご紹介し、宿場をつないでくれた関宿の服部さん。
ありがとうございます!
こうした活動を重ねていくことで宿場は必ずつながり、東海道は現代に完全復活すると思います!
そうしたことを再確認させてくれる今回の茅葺修復のためのクラウドファンディングであり、
高校生たちの温かな気持ちでした!
ありがとうございました!
引き続き10月6日まで挑戦は続きます。
応援よろしくお願いします!
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