丁子屋 十四代目ブログ

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年別アーカイブ:2023年

菌も地産地消の時代

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

【自然薯×乳酸菌の研究をしてます】

 

日本の花といえば、桜・菊

日本の鳥といえば、キジ

 

のように、その国ならではのものってあります。

ご存知の方もいるかもですが「国の菌」も定められており、それが日本食の要ともなる「麹菌」(アスペルギルスオリゼー)なんです。

 

このオリゼーがいなかったら醤油も、日本酒も、味噌も出来ないんです。つまりユネスコ無形文化遺産にも登録されている日本食はオリゼーたちがいたからこそと言っても過言ではないかと思います。

 

で、もっと細かな話をすると、

その地域ごとの菌も存在しまして、

今回の本題です。

 

農林技術研究所さんとのご縁によって、駿河湾産の乳酸菌を活かし、静岡を代表する自然薯を使い、健康にも良い新たな商品化に繋がればという取組を始めました。

 

丁子屋だけではもったいない話ですし、自分は料理人ではないので役不足と思い、ご縁ある飲食店の皆さんにもお声掛けしました。

参加店舗さんが、乳酸菌発酵した自然薯をどのような形で表現し、お客様にお届けできるのか?
数ヶ月に渡るチャレンジです♪
乞うご期待です!

 

「自然薯を乳酸菌発酵させてる人は多分いないでしょう」という面白いことをやってる村上さん。

そして、普通なら「めんどくさっ!」って言っちゃいがちですが。

通常業務の上に、さらに新しい取り組みに快く参加してくれた皆さん。

 

乳酸菌と自然薯の出会いと共に、

研究者である村上さんと多ジャンルの飲食料理人さん達の出会いにより、どんな表現に変わるのか。

その可能性はさらにさらに広がります!

【協力】               

・農林技術研究所さん
・Maoiさん

【参加店舗】
・おくにらーめんさん(ラーメン/静岡市)
・テラコスタさん(イタリアン/静岡市)
・とろろ屋トトロさん(とろろ/牧之原市)
・かど万米店さん(米、こうじ/藤枝市)
・丁子屋(とろろ/静岡市)

 

さらに現在

農林技術研究所さんではクラウドファンディングに挑戦中です!

乳酸菌とお米の力でイチゴやメロンの良さを引き出して産地活性化に貢献する!」〜7/20まで

コロナ禍もあり、研究に費やせる予算が削減される傾向にあるようです。この場をお借りして、基礎研究のためのご支援や、SNSなどでの発信のご協力をお願いしたいと思います。

 

 

 

#農林技術研究所
#Maoi
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#とろろ屋トトロ
#かど万米店 #丁子屋
#静岡県はとろろ県
#自然薯 #乳酸菌

7,8月の営業ご案内

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

7,8月の営業ご案内です。

7/22(土)は「安倍川花火大会」につき、15:00までの営業となります。ご了承ください。

「名物」とは?

イベントレポート

先日6月16日に清水の生涯学習交流館にお招きいただき、

「静岡の名物について学ぶ」というタイトルでお話してきました。

 

前半1時間は

①テレビでもお話するような浮世絵をメインにした歴史の話

②テレビでは言わないような、バブル期&食虫毒以降の『右肩下がり時代』

③たまたま自分の代表就任日≪6・16(麦とろの日)≫だったのでそのご報告と、今とこれからの東海道について

 

で、今回は皆さんに質問シートをお渡ししていて。

①海外からのお客様に「わたしのベスト清水」を紹介するならどこ?

②名物と言ったら何?      1.こどものころ 2.今なら

③わたし流のとろろのおいしい食べ方と「だし」は何を使う?

 

後半戦はこの質問に対してのそれぞれの答えをグループワークで出し合っていただき発表いただきました。

 

面白かったのが

【はんぺん】をお湯で湯がいて、それをすりつぶしてとろろにしちゃうとか。

あと、さすがご当地

イワシの削り節」とか。

 

名物といえば。。。

「追分羊かん」や「マグロ」「しらす」はもちろんのこと

「クジラのみりん干し」「イルカの味噌煮」のようないまではなかなか珍しいけど、みなさんのこどものころにはあったおやつや名物などなど。

 

それとか

「昔、山下天丼さんがあってすごくおいしかったのよね~」

って盛り上がりの中で出たこの一言。

同じ事業主としてみると、たまらなく嬉しい一言だと思います。

 

くしくも廃業されてしまったのでしょうが、それでも皆さんの心の中に残ってる!

 

僕としては日頃から

「生かされている」ことを強く実感するのですが、

まさにみなさんの思い出の中に「山下天丼」さんは生きているんだな~と。

名物ってちゃんとした定義はわかりませんが。

少なくともこの場で皆さんの口から出てきたものはすべて名物なんだろうなと思いました。

 

丁子屋的にも、一人でもたくさんの思い出の中に生かされていきたいなと。

そんなことを感じながら、みなさんの元気をいただきながらあっという間の2時間でした!

 

 

 

 

広重の「江尻」には55枚の作品の中で唯一、人物が描かれていない。それは(僕の持論ですが)三保の松原と富士山があれば絵になってしまあので、あえて人物描写は避けた「広重さんの思い」があるのでは???

という話をした処

西行さんが、「清水の景色は美しすぎて描けない」と筆を捨てたと言われている

「筆捨山」という名の山が清水には実在するという話をお父さんから教えていただきました↓

 

 

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