6月10,11日花展「家康と花たち」
●6/10,11日
「家康と花たち」について
丁子屋で飾られている花は、池坊流の先生によって毎週飾り付けられています。
今回はその先生たちにより、丁子屋店内3ヶ所でそれぞれテーマに合わせた生花を楽しんでいただきます。構想から約2年、ようやく実現する展示会です。
●芭蕉さんの部屋
上の写真のような江戸時代、江戸城で生けられたであろう生花を再現します。
●資料室
丸子路をイメージした作品を展示します。
●一九さんの部屋
家康の秘薬、なすび、サクラソウなど、家康が好んだものをイメージした作品を展示します。
●池坊について
京都で聖徳太子が587年創建したと伝えられる六角堂(頂法寺)は、 そこに花を手向けたことから「いけばな発祥の地」と呼ばれています。歴史でも有名な小野妹子が、池坊初代となり現在45代目池坊専永氏が家元に就いています。
●6/5〜26
アユ&かつおだしとろろ食べくらべセット1日先着 平日5食/土日10食 限定販売 \3,300(税込)
花の企画展に合わせ、江戸時代の丁子屋が出していたであろう「アユだし」とろろ汁をご提供します。カツオ出汁と違い、よりワイルドな風味でより精がつきそうなとろろ汁です。
江戸時代当時は、玉子は使用していなかったと思われるため、玉子抜きで仕上げています。より出汁の味わいを感じることができます)
*アユだしとろろ汁は静岡市・藤枝市の日本遺産「駿州の旅」ブランド「駿州堂
#池坊 #丁子屋 #駿州堂 #徳川家康 #アユとろろ #聖徳太子 #池坊 #丁子屋 #駿州堂 #徳川家康 #アユとろろ #聖徳太子
「現地・現物」工芸の宿さん内覧会に行ってきました。
JRに勤めてる友達がいて、「現地・現物」という言葉を大切にしていると聞いたことがありました。
もちろん報告などは大切だけど、
「やはり実際の場所に行き、実際のものを見る。」
そうすることで伝わるものも変わってくるし、情報だけでは伝わらないものがある。と、個人的に理解しています。
で、今回創造舎山梨社長のご好意で来月オープンの泉ケ谷地区(丁子屋より徒歩10分)にあるゲストハウスにお邪魔してきました。
泉ケ谷(丸子)の風景とともに、「静岡のものづくり」をちゃんと伝え、残したいんだと山梨社長から挨拶いただきました。
現地現物に加え、「現逢(ゲンホウ)」だなと感じました。逢って話を聞ければ、その想いがより伝わります。
※正しくは三現主義「現地、現物、現実」
こちらをチェックしてください↓
女将さんの広江さん(右)と、広報の鈴木さん(左) 広江さんは離島で民宿に関わった経験もあるが、そのことも含め大小様々なこれまでの経験が、この丸子で、そしてこの人の繋がりの中で生かせそうと話してくれました。
宿内は匠宿の工房長達の作品がふんだんに使われています。細部にまでこだわりを感じまくり、僕の知っている「丸子」じゃなく、どこかリゾート地に来た気分でした。
造り手の思いのこもった伝統工芸品に囲まれ、暖かくゆったりとした時間を過ごせそうです。
↑お茶染めのふすま
↑竹千筋のベッドの装飾
↑各棟には素敵なヒノキ風呂とサウナも完備。
↑夕食は人気店フレンチ「simples」さんで
そのほか周辺には、地域の雰囲気を生かしながらたくさんのお店が出来ていくようです。
やっぱ魅力あるお店があることが、まずはその地域の魅力創造につながりやすいんだなと感じました。
匠宿さんはじめ、まだまだたくさんの魅力が丸子にはあります。
ぜひ多くの方に知っていただき、実際に
「現地、現物、現逢」
を楽しんでいただければ幸いです。
なにを残すか?考えている
わたくしごとですが今年、
代表取締役になる予定でいます。(今は取締役社長)
ちょーっと長いですが。
今の気持ちを忘備録的にまとめました。読むのが面倒くさくない方、お付き合い頂ければ嬉しいです。
株式も数年かけて父親から譲り受けてきました。現場のことは妻と現場のみんなとで二人三脚で作り上げてきてます。なので運営自体が大きく変わるわけではないですが、気持ちの上では一つの節目だなと感じてます。
そこで、
個人として、経営者として、
改めてどこに向かうか、何を残すかを考えてます。
で、結論から言うと
「安心して活動できる丁子屋/東海道を残す」というとこかなと思います。
「活動」には『生きる/暮らす、遊ぶ、仕事する』などが含まれます。
「丁子屋/東海道」は『有限会社丁子屋と、東海道の宿場である丸子(静岡)という地域、ひいては東海道全体』を指します。
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メディアに取り上げていただいたり、周囲からは「創業400年」ということで「すごいですね」って言っていただけます。
それはすごくありがたいことです。
何より1代では到底築けない信頼と関係性、そして多くの方に知っていただいてることは、自分1人ではできない長年の積み重ねがあります。
ただ僕には大きな勘違いがありました。
それは、小さい頃からそんな状況で育ってきた僕は
『その歴史=自分の評価であり、守るべき価値』
だと思ってしまっていた、ということです。
今まで続けてきたことが大事だと感じていました。さらに入社前から赤字が続いていたのでどうやったら売上が上がるかに必死でした。
要は
自分のことしか考えられませんでした。
数字を追いかけた結果、廃業させてしまった漬物農家さんもいます。子供のことも妻に任せっきりだった時期もあります。最悪でした。
特に妻には「子供達に嫌な思いさせたり、自分たちが苦しみながら仕事しなきゃいけないならそんな店潰れた方が良い。」「ご先祖さんも子孫が苦しむことなんか望んでいない」と、本当によく言われました。
そのくらい僕は「そうすべき」に囚われていたんだと思います。
でも「守るべき伝統や文化」に囚われず、
『父親として』妻や家族のことを思う。
『事業主として』は、スタッフや取引先、そしてお客様のことを思う。
ただただシンプルに、そして当たり前に、そのことを大事にできたのなら、今よりもっとよかったかもなと思っちゃいます。
今よりもっと未熟な自分だったので
産みの苦しみの中で得た経験かもしれませんが、
二度と間違えてはいけないなと思います。
ホント今さらではありますが。
妻には最初っから言われてたんですけどね(汗)
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今年僕は45歳。思えば高校も大学も普通に行かせてもらいました。
でも今の20代の皆さんが学生の頃、東日本大震災を経験し、10代の皆さんはコロナ禍での学生時代を過ごしています。
息子たちもこの春、小・中学校を卒業しました。
卒業式に参加する中で感じたのは、それでもみんな、この状況の中で明るく元気に、できる形で頑張っていた、楽しんでいたことです。それを先生方も必死に支えてくれていたんだと思います。
何が言いたいかというと・・・
震災やコロナなどで、僕とは違う「当たり前」を乗り越えている世代がこれからどんどん社会に出てきます。
いろんな制限を感じながら、それでも今できることを考えながらそれを「当たり前」として動いている世代です。
そんな未来に、僕は何を残せるかなと考えています。
具体的なことはまだ分かりません。それは自分ではない誰かと一緒に実現することだと思います。
それでも安心できる場所を目指したいなと思っています。そのためにもまずは自分自身が安心してもらえる人になりたいなと思います。
で、その結果
今まで繋がってきた歴史や文化がさらにパワーアップして繋がっていけばいいなと思います。
こちらは大阪心斎橋筋のど真ん中、
大阪浮世絵美術館さんにて行われている
「北斎・広重 浮世絵と巡る日本の名所~旅行ブームがやってきた!~」展↓
展示の中で、浮世絵にも描かれた現役の店として案内していただいてるのですが、そのことを朝日新聞さんにてご紹介いただきました。
いつまでも応援してもらえる場所であり、そんな人でありたいなと思います。
長々とお付き合いありがとうございました。
柴山広行
12/4(水) 営業いたします
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●ご予約
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・土日祝日は20名様以下
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※お正月、G.W.、お盆、連休などの繁忙期はご利用いただけません。ご了承ください。
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土日祝 11:00〜15:00(L.O)
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