丁子屋 十四代目ブログ

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千年続く伝統芸能「猿まわし」

イベントレポート

先日急きょ決まった夏休み猿まわしイベント。
その様子です。

突然の呼びかけにもかかわらず多くのお客様にお集まりいただきました。
丁子屋の駐車場が一瞬にして演芸場と変わりました。


当日は埼玉から移動してきた二助さんとお猿の三助くん。
この夏は北海道ツアーをしていたそうなんです。
その帰りにわざわざ寄っていただきました。


間近でみる猿まわし。
三助君の身体能力に驚かされます。


2mを超える竹馬でのジャンプ。


猿は「去る」に通じることから「魔を去る」と信じられ、猿は神の使いとされていました。特に馬を病気から守り、厄除けの祈祷として重宝されていたんだそうです。

身体能力もさることながら、猿まわし師である二助さんとの息の合った動きに驚きました。
日頃からコミュニケーションをとりながら、稽古をしているんでしょうね。

夏休みの子供たちもいい思い出になったことでしょう(^^)

写真にはありませんが、今年の春、高校を卒業して猿まわしの見習いとしてこのツアーに同行している若い男の子もいました。北海道ツアーでも、猿まわし師の若手を入れ替わりで呼んでいたとのこと。将来を担う若手への二助さんの思いを感じました。
同行していたその男の子のキラキラした目が忘れられません。いつか丁子屋でも一人前の猿まわし師として披露してもらえればなと思いました。

神戸にお寄りの際はぜひ!
下記サイトをチェックしてください。
二助企画さんHP

はるばるお越しいただいた二助さん、三助君
本当にありがとうございました。

伊藤和也さんが伝えたこと。伝えたかったこと。

イベントレポート

アフガニスタンについての報告会&伊藤さんご両親座談会2018.8.27
当日のお話の内容をメモ書きではありますが、こちらでお伝えします。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
カレーズの会レシャードカレッド理事長のお話しより

アフガニスタンは1次、2次世界大戦には参加してない
学校は無償
内戦時代に識字率の低下

ソ連軍の侵攻
→インド洋への進出
10〜13万人の軍隊が停滞
▶︎アメリカ、ヨーロッパ諸国が一般人に武器を与える→ロシアに抵抗するための軍備
▶︎山々を焼き払う
→緑がなくなる、雨が降らなくなる

ロシア撤退のその後
▶︎生活資金がない民衆は武器を持ち、武装化


戦争の犠牲者
1979〜1989ソ連軍の侵攻
アフガニスタン人150万人
ソ連軍3万5,000人

ソ連軍撤退後の内戦
50万人

上:レシャード先生の子供の頃のアフガニスタンの写真。
下:戦争でうしなってしまった


戦争で失ったもの

カレーズの会の活動
カレーズ(地下水脈のこと。目立つことなく、人々に寄り添う)
医療と教育の充実
学校の建設

働く子供達
日本0.4%
アフガニスタ29%


感染症が多い
結核が多い

アフガニスタン→70%が農業従事者
伊藤さんご両親によるなの花基金
→学校、下宿舎
→農業重機

ペシャワール会
2018.2月アフガニスタン大統領より最大の勲章を与えられる。

~~~伊藤さんご両親のお話しより~~~
出発の2週間前に知らされた。
母親から逃げて、追いかけてこれないようなアフガニスタンに行った。
日本に帰国した時は種苗店で種を買ったりしていた。
年2〜3回連絡があった。
この10年間は和也さんのことを封印していた。
➡お孫さんができるなど、和也さんの弟、妹の成長のお陰で今の私(お母さん)がある。

【ペシャワール会について】
事件後、和也さんの志望動機をみてその思いを初めて知る。

【アフガニスタンに何が必要か??】
レシャード先生→関心を持ってもらいたい。
お父さん→平和になってもらいたい
お母さん→アフガニスタンを嫌いにならない。ということが自分の務め

【現実】
麻薬の栽培も行われている。
▶︎次の時代のためにも、緑豊かな国に戻したい
▶︎資源の奪い合いのない国
ペシャワール会「緑の大地計画」により人々が戻ってきている。難民200万人が帰国している。

【アフガニスタンの女性】
旦那、息子を戦争に送り出す。
子供を育てる。
一生懸命生きている女性。

【アフガニスタンの少年】
平和を知らない
→戦争で死ぬことは名誉、栄誉なこと。

【中村哲さん】
言葉ではなく、和也くんの心、平和のあり方。
他の国の人は銃を持ってアフガニスタンに入った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ご両親は事件後初めて、公の場で、ご自身の言葉で、事件を振り返ってくれました。

和也さんを失ったことは10年たっても、またこれから何年経っても変わらないこと。

それでもよくこのイベントに参加の決意をしていただいたと思います。

和也さんのことを改めて言葉にするということが、どれだけのことか、とても大変なことだと想像できます。

それでも伝えてくれました。

これをきっかけに初めて知ったという方もいました。
NHK・朝日テレビ・静岡新聞・朝日新聞・時事通信社など多くのメディアでも取り上げていただきました。

そして、和也さんとともに生きた、写真に写るあの子供たちも大きく成長しているはずです。

ご両親が付けてくれた今回の写真展のタイトル

「アフガニスタンに緑の大地を!
~子供たちの未来にへと 種をまいて 10年~」

このタイトルの通り、この先もきっと多くの種が花開いていくと願っています。

写真展は9月25日まで行います。

厄除け十団子、始めました

丸子情報

【この記事は2018年のものです。2022年現在十団子のお取り扱いはございません。ご注意ください】

丸子、宇津谷地区に古くから伝わる厄除け十団子。

毎年8月の縁日で販売してます。
今年は丁子屋でも販売を始めます。
¥800(込)

お守りと同様、一年お宅に飾ったりして、翌年の8月に
宇津ノ谷の慶龍寺さんにて取り換えてください。

地元のお母さんがたが総出で手作りしている魔除けの十団子です。


〜〜〜十団子のいわれ〜〜〜
その昔、この地で悪さをする吸血鬼がおり、夜毎旅人を悩ませていました。これを聞いた在原業平がお地蔵さんに祈願すると、地蔵尊の化身が現れこの鬼を10粒のかけらに砕いて、一口に呑んで退治してしまいました。
そして峠は安全になりました。以来、十団子をまつり、道中安全、所願成就、魔除けとして街道名物となったといわれています。
(歴史とロマンの里 丸子路の史跡めぐりより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

十団子が登場する作品
・造園、茶道で有名な小堀遠州(1579〜1647)
「辛酉紀行」(1621)
・僧侶で仮名草子作者、浅井了意(1612〜1691)
「東海道名所記」(1660頃)
・松尾芭蕉の弟子、芭蕉十哲の1人、森川許六(1956〜1715)
十団子も 小粒になりぬ 秋の風

広重さんの浮世絵にも登場しています。

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