丁子屋 十四代目ブログ

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舞台裏に愛を込めて

丁子屋のなかのこと

通称「お芋やさん/芋洗いさん」

ひたすら自然薯を洗い続けるという丁子屋の縁の下を支えるみなさんの作業場です。

 

芋すり加工場と同様、7~8月の工事でこちらもリニューアルしました。

3人体制から4人体制で作業できるようになりました。
丁寧な左官工事のおかげで水はけもよくなりました。


小刀やピーラーを使って1本1本が手作業になります。

ただ傷みを削ればよいというわけではありません。

皮と実の間が一番香りが残るところ。

だから「芋洗い」さんたちがいかに皮を残すかによって、できあがりのとろろ汁の風味が変わってくるといっても過言ではありません。とにかくそこに意識を集中してくれています。

 

さらに、

農家さんから預かった自然薯は最長で約1年間冷蔵保存しますので、正直傷むものもあります。

また、凹凸があったり、曲がっていたり、形もすべてがまっすぐきれいなものばかりではありません。

 

農家さんもできる限りの工夫を重ね良いものを作ろうとしてくれてはいますが。。。

なにしろ相手は自然だし、自然薯は土の中なので工場のようにすべてを把握・管理するにはあまりにも限度があります。(工場だって緻密な計算や管理があるとは思いますが)

 

 

「芋洗い」さんたちは個性豊かな自然薯1本ずつと向き合いながら、お客様からは見えないこの場所で、日々洗い続けてくれています。

だから僕はこの場所をとても大切に思うし、この後姿が好きです。

だからこそ、今回の改修工事は以前よりやりたかったことで、今回無事に終わって、素敵な場所に仕上げていただいてほんと嬉しく思っています。

 

 

 

レストラン経営者としては

そうした生産現場・加工現場のこともほんの少し想像してもらいながら、僕たちのとろろ汁を楽しんでいただけると嬉しいです。

そして「おいしかったよ」の声が、(生産者も含め)また僕たちの明日への糧となります。

 

 

#丁子屋 #静岡県はとろろ県 #芋洗いさん #自然薯 #丸子 

10月27日(月)和食展に出店します

自然薯のこと

2年間かけて全国を巡回してきた「和食展」がいよいよ静岡に上陸!

日本の風土が生んだ四季折々の食材と料理、そして積み重ねられてきた知恵と工夫。世界からも注目を浴びる和食をとても分かりやすい展示でお楽しみいただける内容です。

 

さらに!

静岡の最大の特徴としては見るだけではなく

「実際に食べられる」

 

食の展示だけじゃつまらないですもんね~。
他県でもやりたかったけどそれぞれの施設の都合で実現は難しかったんだそうです。

 

和食展本体の企画をされたのが実は「ふじのくに地球環境史ミュージアム」佐藤館長。

その館長のおひざ元静岡での開催となれば気合も入ります。様々な食の関係者が企画を盛り上げようと集まりました。

 

 

我々丁子屋ももちろん参加!

江戸より続く名物とろろ汁には欠かせない自家製白みそや糀、そしてとろろ汁の試食も。
私14代目と「かど万米店」https://www.instagram.com/kadoman.kome.kouji/店主の話を聞きながら味わってください。

★丁子屋とかど万のとろろ汁やみその歴史・食材・環境、生産から販売に至るまでのとっておき秘話をお話しします

乳酸発酵自然薯など商品開発にも協力していただいた「おくにラーメン」https://www.instagram.com/okuni_ramen_abekawa39/オーナーのさくらださんの新たなるチャレンジとして、自然薯チーズケーキも開発中。間に合えば試食できるかも?!

【 試食 】

  • 丁子屋流鰹だしのとろろ汁の試食と自家製白みそ

  • かど万米店の米糀

  • おくにラーメンの自然薯チーズケーキ(未定)

 

詳しくはこちらまで https://www.washoku-shizuoka.jp/tasting

 

丁子屋のみそには欠かせないかど万さんの米糀

 

先日の竜巻で牧之原中心に大きな被害が出ています。僕らの自然薯生産者にも一部被害がありました。それでも前を向き始めています。

僕たちはそんな牧之原から多くの自然薯をいただいています。

頑張ろう牧之原!

そんな思いも込めて。。。

 

#和食展静岡 #清水マリンビル #フェルケール博物館 

#静岡県はとろろ県 #自然薯 #在来作物 #60号 #かど万米店 #おくにらーめん #丁子屋

8/29〜9/17 あゆ出汁のとろろ汁と和食展

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

●8/29〜9/17

今年もアユ出汁のとろろ汁やります!

 

見た目には全くわかりませんが、右:アユだし 左:かつおだし。かつお以上に上品な味わいが楽しめるかと思います。

 

アユ&かつおだしとろろ食べくらべセット

1日先着 5食 限定販売 \3,300(税込)

※今期のアユダシの在庫には限りがあります。17日前でも販売終了する可能性がありますので、ご了承ください。

 

現在は焼津のかつお節ですが、江戸時代には流通していないはず。

じゃ出汁はなんだったんだろう?と、浮世絵に目をやればそこにヒントが隠されていました。。。

奥の囲炉裏に刺さっているのは川魚。現在も川根など静岡北部の山間ではアユを使ったとろろを作る地域があるんだそうです。

 

きっと丸子でも江戸時代はそうだったに違いない!と、復元してみたのが始まりでした。

当時生玉子は高級品だったので使用していなかったはず。それなら玉子は使わず、自然薯と生醤油、そしてあゆ出汁のみでよりシンプルに素材の味を楽しんでもらおうと考案したのがこのあゆとろろです。

 

 

 

 

#静岡県はとろろ県

そもそも、鰹だけではない静岡のとろろ汁。

 

なんと!

 

11月23日 和食展 しずおか大会にて

とろろ屋ととろさん(鯖だし/島田市)×丁子屋(鰹だし/静岡市)で「出汁の違うとろろ汁食べ比べ」を行います

詳細は後日ご案内します。

 

和食展についてはこちら⇓

2025/10/11~12/14 清水マリンビル、フェルケール博物館にて開催。

東京・国立科学博物館で話題となった和食展が静岡市清水区で開催されます。

https://www.washoku-shizuoka.jp/advanceticket

 

一足先に「和食展」を楽しみたい方はこちら⇓

東海道仲間の掛川「掛茶料理むとう」の武藤兄弟がポッドキャスト「たべものラジオ」にて東京開催の様子を伝えてくれてます。

 

 

「静岡のとろろ汁は地域によって出汁が違う」

すべては前田節子先生たちによる「とろろ汁さがしマップ」から始まりました

○先生のお話はこちらから

ふじのくに食の情報センター /県内各地に伝わる出汁の違うとろろ汁の紹介↓

https://fujinokuni.shokunomiyako-shizuoka.pref.shizuoka.jp/culture/article/2428

 

これを機に静岡のとろろをより深く楽しんでください。

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