丁子屋 十四代目ブログ

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9月2日茅葺修復イベント「だから茅葺きは残したい」

営業情報(イベントやお休みのお知らせ等)

 

 かやぶき職人と大工棟梁に聞く『だからかやぶきは残したい!』
     &  職人さんととろろパーティー (とろろ体験)

 

Facebookイベントページhttps://www.facebook.com/events/458230731209017/?ti=icl

丁子屋では来年2018年2~3月にかけて、丁子屋のシンボルでもあるかやぶき屋根の全面葺き替え(改修)作業を行います。約40年ぶりのこの大工事。せっかくなので改修前からみんなで楽しみ、今では建てることのできないかやぶき建築のことを知ってもらおうという思いから企画しました。
先日の雨漏りも修復してくれた富士山茅葺産業 峯さん&角さん(注)すけさん&かくさんではない(笑)

 

 

実際に改修を行うかやぶき職人さんや、伝統的な在来工法を次代へ伝える大工棟梁をお招きします。丁子屋のかやぶき屋根の現状を健康診断していただいたその報告や、棟梁から見たこのかやぶき建築のすごさ、カッコよさを伝えてもらいます。

昔は山1個を買って棟梁の頭の中にある設計図に基づき「この木があの柱に使おう!」という仕事をしていたシーンを改装する杉江建設代表棟梁 杉山睦雄さま&奥様

 

 

その後、職人さんたちも混ざってとろろ汁作り。みんなですり鉢を囲んでのとろろパーティーも企画しております。(お飲み物は別途注文)

 

 修復後では見られなくなる、今のかやぶき。その下でお話を聞きながら、日本の伝統文化を体感してください。 尚、今回のふき替え改修プロジェクトはクラウドファンディングでのご支援をいただいています。皆様のご協力をお待ちしております。

 

日時 2017・9・2(土)

   15:30~18:45

(タイムスケジュール)

 15:30~17:00 茅葺職人・大工棟梁・丁子屋14代目によるかやぶき座談会

(約90分)

・丁子屋の歴史とかやぶき(丁子屋の歴史には欠かせないかやぶき屋根)

・丁子屋かやぶきの現状(これはやらなきゃまずい!)

・だからかやぶきはおもしろい!

(昔の棟梁の仕事ぶりから、かやぶきのある風景ってかっこいいかも!ってところまで。ご来場の皆様とともに「かやぶき」から未来を考えます)

 

(15分移動&トイレ休憩)

17:15~18:45 とろろパーティー (約90分)

・参加者みんなでとろろを作ります。 (別途注文ですがドリンクあります)
静岡クラフトビール「東海道エール」(AOI BRRWING)通常¥580→特別価格¥500にてご奉仕

 

 

料金   ¥2,800(込)

定員     30名

 

話し手  茅葺職人:峯 正也   ㈱富士山茅葺産業

     大工棟梁:杉山 睦雄  ㈱杉江建設

     聞き役 :柴山 広行  ㈲丁子屋

 

お問い合わせ

電話  054-258-1066 (丁子屋)

メール contact@chojiya.info

FBイベントページ 

クラウドファンディングでのご支援はこちら(7月18日~10月6日)

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

 

茅葺そろそろ限界?

丁子屋のなかのこと

前日の大雨で被害に遭われた方のご冥福と、1日も早い復興をお祈りいたします。

 

 

丁子屋の茅葺もその時雨漏りがしていました。

来年は茅葺の総葺き替えを行います。その前に現状の健康診断を茅葺職人さんにしてもらいました。

 

 

目詰み

本来はこのように重なり合っているので、かや自体が出てる部分は少ないとのこと。目が詰まってるので、この状態を目詰みというんだそうです。

 

でもこの部分。

本来重なってるはずの上がなくなってしまい、下層が長くむき出しになっています。それだけ痛みが激しかった証拠。

 

 

裏側部分の一番水が溜まりやすいところ。

少し下をめくると、数日雨が降っていないにもかかわらずこの湿気。これが、痛みの原因なんだそうです。

 

もっとも傾斜が緩く、かや同士が谷になり、水分が一箇所に集まるポイント。コケも生えてました。

 

 

来年2月の修復までもちますように。

 

実は、こんな状況を知っていただきながら、茅葺屋根の良さをお伝えするイベントを9/2に行います。

 

詳細は追ってお知らせしますね!

 

さらに!

この修復はクラウドファンディングにてみなさまからのご支援をいただこうと思っています。

来週7/18(火)〜10/6(金)までの80日間です。こちらも詳細は追って発信させて頂きます。

クラウドファンディングに挑戦します。

丁子屋と歴史

先日もお伝えした茅葺の現状。

来年の修復まで持つかどうか心配なのですが。

 

実は7月18日(火)よりクラウドファンディング「READY FOR」を活用させていただき、1,000万円の茅葺修繕費用の募集を呼びかけます。

 

このかやぶき、今から約50年前(1970年)に移築してきました。
その後すぐ、内部の竹が傷みだしたためすぐに総葺き替え。

写真は移築時(1970)の様子

その時はこんな感じだったんじゃないかな?↓(丁子屋HPより)

ご挨拶

 

 

それからは部分的に修復はしましたが、すべて葺き替えるのは約40年ぶり。

先日のブログでもお伝えしましたが、裏側はかなり厳しい現状となっております。
https://www.chojiya.info/blog/post-592

 

ではなぜ今回クラウドファンディングしようと思ったのか。
一見すると、丁子屋さんくらいのとこがって思われるかもしれません。確かにそれもありがたい一つのご意見です。

 

 

めちゃくちゃ長くなりますが、もしよろしければお付き合いください。

 

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なぜクラウドファンディングという手段を選んだかというと

今、僕が個人的なご縁をいただいてる皆様の多くは地域に根差したご商売をされている皆様であり、それぞれがご商売以外にも多くの活動をされてる皆様です。

マルシェでつながった嶋田宿・岡部宿・丸子宿

 

 

そのご縁の中において、多くの方が「宿場」や「東海道」といった切り口でつながってくることに気づきました。

 

自分のやろうとしていることは、見方によっては東海道でつながる皆さんの「自分ゴト」につながってくるのではないか?

 

そんなことから、思いの共有を形にできるクラウドファンディングという仕組みを活用させていただ晃ということになりました。

 

というか、

茅葺の修復はチャレンジのゴールではなくスタート。

宿場がつながり、東海道がより元気になることがこのチャレンジのゴールだと思っています。

 

 

東海道五十七次ウルトラマラニック 丸子宿スタート風景

 

 

来る2020年にはオリンピックがやってきます

世界中から4000万人の外国の皆さんが東京にいらっしゃいます。たぶんそのうちの半分以上は京都を目指すものと思われます。

その時、新幹線ではなく、かつて江戸時代にそうだったように、東海道にしかない景色や、名物や歴史を楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。参勤交代やお伊勢参りなどで、大勢の旅人が宿場を行きかった、まさにあのころの風景に似てるんじゃないかと思います。

 

そしてオリンピックの時には、東海道全体で、それぞれの表現で、日本人も外国人も楽しみながらおもてなしできればいいなと思います。

 

今回のプロジェクトはそんな僕の夢の始まりでもあります。

 

東海道シンポジウム2016丸子宿大会 丁子屋「広重の間」にて東西の宿場の皆様と「東海道エール」で乾杯!

 

 

そして今は僕一人の妄想ですが。

 

このチャレンジの応援をお願いした宿場の方々からは「俺も一緒に頑張るよ!」とか、「なんでもするから声かけてな!」という、とてもうれしいお返事をいただいています。

 

だからこそ、この茅葺を修復することは、必ず東海道の未来につながっていくことと信じています。

421年目を迎える丁子屋にとって、今回の茅葺修復はただ単に、店舗シンボルの修復ではなく、そんな思いを持った活動のひとつだとご理解いただき、もしも共感いただけるようでしたら、お気持ちをご支援いただければ幸いです。

 

18日より80日間サイトアップいたします。応援よろしくお願いいたします。

(7月18日~10月6日)

https://readyfor.jp/projects/tororotokaidochojiya

  東海道丸子宿 丁子屋14代目 柴山広行

 

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6月5日(木)本日定休日です


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